タイ「法の支配」世界80位に後退!汚職対策や法執行が悪化、8項目中7項目で世界平均下回る

世界正義プロジェクト(WJP)が10月24日に発表した「法の支配指数2026」で、タイは世界143カ国中80位となり、前年から3ランク順位を落とした。
汚職対策や法執行の評価が低下しており、司法制度や基本的人権の保護などに課題があることが浮き彫りとなった。

タイの総合スコアは1点満点中0.50点。東アジア・太平洋地域では15カ国中10位、世界の高中所得国44カ国の中では24位だった。

WJPが評価する8項目のうち、タイが世界平均を上回ったのは「秩序と安全」(0.75点、世界平均0.72点)のみ。
残る7項目はすべて世界平均を下回った。

特に「汚職の不存在」と「規制の執行」は、いずれも前年の0.45点から0.44点に低下。
過去5年間では、それぞれ5.6%、4.0%悪化している。

このほか、「政府権力の制約」は0.47点、「基本的人権」は0.49点、「刑事司法」は0.42点と低迷。
表現の自由や集会の自由、市民の政治・社会参加、司法による行政権力の監視機能についても評価が低下した。

タイ司法研究所(TIJ)のピセート事務局長は、法の支配の強化が経済成長や外国投資の誘致、国家の信用力向上にも直結すると指摘。
「法の支配を高めることは、国家の基盤への投資であり、国民の権利を守り、公平な経済機会を生み出すことにつながる」と強調した。

タイ政府は2028年までの経済協力開発機構(OECD)加盟を目指しており、司法制度の信頼性向上や汚職対策の強化が重要な課題となっている。

なお、世界全体では調査対象国の62%で法の支配のスコアが悪化している。
改善した国より悪化した国が多い状況は9年連続となった。

世界ランキングの上位はデンマーク、ノルウェー、フィンランドで、東アジア・太平洋地域ではニュージーランドが首位だった。

これだけ法律を無視し、犯罪を犯しても減刑に次ぐ減刑であっという間にシャバに出てこれるという犯罪天国状態では、国内で威張り散らしていても、国際的に認められることはないだろう。

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