タイ・エアアジア、4~6月期 23億バーツ超の赤字に転落。燃料高とバーツ安が経営を圧迫。

タイの航空大手アジア・アビエーション(Asia Aviation Public Company Limited=AAV)は、2026年第2四半期(4~6月)の純損益が23億2,600万バーツの赤字となったと発表した。
前年同期の2億1,420万バーツの黒字から、大幅な赤字に転落となった。

最大の要因は、航空燃料価格の急騰とタイバーツ安だという。
燃料費は前年同期比43%増の50億1,100万バーツに膨らみ、為替差損も2億9,300万バーツ発生している。

一方、売上高は2%増の100億4,600万バーツ。
燃料費上昇を一部吸収するため、タイ・エアアジアは平均運賃を27%引き上げ、2,127バーツとした。

◆旅客数16%減、減便でコスト抑制

燃料高への対応として、同社は第2四半期の座席供給を13%削減。
旅客数も前年同期比16%減の403万人となり、平均搭乗率は78%だった。

販売・管理費を17%、人件費を12%削減するなどコスト削減も進めたが、EBITDAは96%減の2,500万バーツまで落ち込んだ。

第3四半期にはさらに座席供給を約20%削減し、インド、中国、香港など一部の国際線を中心に運航を調整する方針だ。

一方、年末の繁忙期には航空機の稼働数を52機まで増やし、ドンムアン空港とスワンナプーム空港の双方で運航を拡大する計画。
2026年第4四半期の黒字回復を目指している。

AAVは6月に38億1,500万バーツを社債発行で調達しており、今後も流動性の確保を進めながら、燃料高への対応と収益改善を急ぐという。

関連記事

最新記事

月間人気記事TOP10

ページ上部へ戻る