日本スタイルのベーカリー「Haruki」立ち上げ。セントラルリテール、純利益過去最高益を更新。

タイ小売大手セントラル・リテール・コーポレーション(CRC)は8月14日、2026年第2四半期(4~6月)の業績を発表した。
総売上高は601億1,900万バーツと前年同期比3.5%増加し、継続事業ベースの中核利益は21億1,400万バーツと124%の大幅増益となった。

2026年上半期(1~6月)では、総売上高が1,266億3,300万バーツ(前年同期比2.4%増)、中核利益は50億200万バーツ(同42.5%増)を記録。
タイとベトナムの両市場で安定した成長を確保した。

◆店舗拡大と収益性改善が寄与

同社は第2四半期、店舗網の拡大や既存店舗の改装を進めたほか、グループ内の各事業との連携を強化した。

TOPS、Supersports、KIS、CMG、Power Buy、B2S、OfficeMate、Auto1などの新店舗を展開。
Central Khon Kaen CampusやCentral Northvilleなどへの出店も進めた。

また、美容分野では若年層をターゲットにした「LOOKS」「KIS」の独立型店舗を展開。
日本スタイルのベーカリー「Haruki」を新たに立ち上げたほか、「TOPS DAILY Hybrid」では「PET N’ ME」「TOPS CARE」と連携するなど、新たな顧客層の取り込みを進めている。

同時に、プライベートブランド商品の拡充や在庫管理の効率化、コスト削減などにも取り組み、売上高だけでなく収益性の改善につなげた。

◆外国人観光客の売上は9%超増

タイでは観光業全体の減速が続いているものの、第2四半期の外国人観光客による売上高は前年同期比9%超増加した。

ベトナムでは会員プログラム「The 1 Vietnam」の対象を食品分野から非食品分野にも拡大。
Supersports、Crocs、Dyson、Kuboなどにも展開した。

タイとベトナムを合わせた同社のロイヤルティプログラム会員数は約3,000万人に達し、タイ約2,300万人、ベトナム約700万人となっている。

◆信用格付け「AA-」を4年連続維持

財務面では、TRIS Ratingによる企業信用格付け「AA-」を4年連続で維持。
見通しは「Stable(安定的)」で、タイの小売業界では最高水準の格付けとなっている。

セントラル・リテールは下半期も、タイとベトナムで事業ポートフォリオの拡大と最適化を進める方針。
店舗網の強化と新たな成長分野への進出を通じて、長期的な企業価値の向上を目指す。

同社は2026年の成長戦略として「New Heights, Next Growth」を掲げ、持続的な売上・利益成長と株主への還元を両立させる考えだ。

関連記事

最新記事

月間人気記事TOP10

ページ上部へ戻る