タイ政府、チェンマイ温泉地に4億バーツ投資。世界ウェルネス市場攻略へ本格始動。

タイ政府が、急成長を続ける世界のウェルネス市場を見据え、サンカムペーン温泉の大規模再開発に乗り出した。
総額4億バーツを投じ、国際水準の健康観光拠点へと刷新する計画だ。

計画の中心となるのは、チェンマイ県メーオン郡にあるサンカムペーン温泉。
これまで地元観光客向けの温泉施設として親しまれてきたが、将来的に富裕層をターゲットにした本格的なウェルネス施設へ転換するという。

改修は2段階で進められ、第1フェーズでは約1億7,900万バーツを投じて水質管理システムの強化や温泉源の安定化を図る。2028年の完成を目指す。

続く第2フェーズでは約2億5,000万バーツを投入し、水治療センターやランナー様式の高級スパ、専用温泉付き高級ヴィラ50棟を新設する予定だ。

施設内は一般向けエリアと高級プライベートエリアに分かれ、従来の温泉卵作りや足湯体験を残しつつ、高級ゾーンでは7日間の滞在型健康プログラムを用意する。
医療チェック、タイ伝統療法、森林セラピーなどを組み合わせた総合型サービスを展開する。

さらにチェンマイ大学と連携し、温泉水由来のシリカを活用した化粧品開発も進め、新たな収益源として育成する方針だ。

タイ国政府観光庁(TAT)によると、世界のウェルネス市場規模は2026年までに7兆9,000億ドルに達する見通しで、タイ政府は今回の再開発をモデルケースとして、ウェルネス観光大国としての競争力強化を狙っている。

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