食品加工のテトラパック、タイ・ラヨーンに新開発拠点。食品・飲料の製品化を加速。

スウェーデンに本社を置く食品加工・包装機器メーカーTetra Pakは、タイ東部ラヨーン県に新たなプロダクト・ディベロップメント・センター(PDC)を開設した。
アジア太平洋地域の食品・飲料メーカーに対し、試験生産設備や技術支援を提供し、製品化までの期間短縮を図る。

新施設は約4万平方フィートの規模を誇り、無菌・非無菌の両工程に対応したパイロット生産設備を備える。
乳製品や飲料、植物由来食品、アイスクリーム、調理食品、栄養補助食品など、成長が見込まれる分野に対応し、試作から量産化までの一貫支援を行う。

同センターは、バンコクにあるカスタマー・イノベーション・センター(CIC)と連携し、コンセプト開発から試験生産、工程検証までをカバーする「統合型イノベーション基盤」を構築。
両施設はいずれも東部経済回廊(EEC)内に位置し、政府の産業高度化政策とも合致している。

タイは世界有数の食品輸出国であり、「世界の台所」として地域の供給網を支えてきた。
今回の新拠点は、同国の製造拠点としての地位をさらに強化するとともに、企業にとっては大規模投資を伴わずに製品開発を進められる環境を提供する。

同社によると、施設ではレシピ検証や工程最適化に加え、官能評価や栄養分析、保存期間試験なども実施可能で、中規模メーカーにとっても利用しやすい体制を整えている。

商業試験は2026年第2四半期に開始される予定で、食品・飲料業界の製品開発スピード向上とリスク低減への寄与が期待されている。

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