セントラル・パタナー5カ年計画発表! ランシットにタイ最大級モール開発他、続々。

タイの大手不動産開発会社セントラル・パタナー(CPN)は、全国規模でメガ開発プロジェクトを推進する新たなビジョンを発表し、今後5年間(2026~2030年)で総額1,100億バーツを投資する計画を明らかにした。
中でも、バンコク北部ランシット地区における総面積750ライ(約120ヘクタール)の巨大商業開発は、同社史上最大規模であり、タイ国内最大級のプロジェクトとして注目を集めている。

今回発表された「A Future-Led Ecosystem」というビジョンのもと、バンコクをはじめチェンマイ、プーケット、コンケンなど主要都市で大型プロジェクトを進め、タイ経済の持続的成長と国際競争力の強化を目指す。

同社は、45年にわたる事業展開の成果として、現在ショッピングセンター45カ所、コミュニティモール16カ所、オフィスビル11棟、ホテル17棟、住宅53プロジェクトの計142件を運営している。

また、同社は今後の5カ年計画において、ミックスユース開発案件を現在の29件から33件へ拡大する方針を示すとともに、持続可能性への取り組みも強化。
サプライチェーン全体で150万以上の雇用創出に寄与し、2050年までのカーボンニュートラル(Net Zero)達成を目指すとしている。

バンコクにおいては、都心部の戦略的開発をさらに加速。
チットロム、ラチャプラソン、シーロム、ラマ4世通りを結ぶエリアでは、既存の大型商業施設に加え、新たなランドマーク開発を進め、世界水準の都市空間の形成を目指す。
また、ラマ9世通りやラップラオ・パホンヨーティン地区などでも開発を拡大し、都市機能の分散と強化を図る。

特に注目されるのが、ランシット地区で進められる「未来都市」プロジェクトだ。
パホンヨーティン通りや高速道路、鉄道など交通インフラに近接する750ライの広大な敷地に、自然と共生する都市設計や歩行者中心の街づくりを導入。
全世代に対応したユニバーサルデザインや持続可能な都市運営を取り入れ「誰もが暮らしやすい都市」の実現を目指す。
プロジェクトの中心には大規模ショッピングモールが据えられ、雇用創出や地域経済の活性化も期待されている。

さらに、ラマ9世地区では「Central GR9」プロジェクトを展開し、既存の商業施設やオフィスビルと連携しながら、ビジネスと生活の中心地としての機能を強化。
第1フェーズは2028年初頭の開業を予定しており、今後は住宅開発なども段階的に進められる見通しだ。

また、ラップラオとパホンヨーティン地区を結ぶ「The Central District」構想では、「Central Ladprao」の刷新と新たな商業施設「The Central」の開発を一体的に進める。
総敷地面積96ライ、延床面積約77万平方メートルに及ぶ大型プロジェクトで、バンコク北部の新たな経済拠点としての役割が期待される。

今回の発表は、セントラル・パタナーが単なる商業施設開発企業から、都市そのものを創造・変革するデベロッパーへと進化していることを示すものとなった。

 

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