ヒルトン、チェンライ初進出 北部初の「キュリオ コレクション」開業 体験型観光需要を取り込む

ホテル大手ヒルトンは、タイ北部チェンライ県で「カハヴァディ(カハワディ)・チェンライ・キュリオ コレクション by ヒルトン(Kahavadi Chiang Rai, Curio Collection by Hilton)」を開業した。
同ブランドとしてはタイ北部初進出で、近年高まる文化体験型旅行や地方観光への需要を背景に、北部市場での事業拡大を図る。

チェンライへの進出はヒルトンとして初。
世界的なホテルチェーン各社が、バンコクやプーケットなどの主要観光地に加え、地域固有の文化や自然を生かした地方都市への投資を加速させる中、ヒルトンもその流れに本格参入した格好だ。

新リゾートはコック川沿いに位置し、チェンライ市中心部から車で約10分程度の場所にある。
白い寺として知られるワット・ロンクンやブルーテンプルのワット・ロンスアテン、ドイ・メーサロン、ドイトゥン、プーチーファー、ゴールデントライアングルなど県内の主要観光地へのアクセスにも優れている。

施設は、かつてランナー地方で栄えた豪商の邸宅をコンセプトに設計された。
白を基調とした曲線的な建築デザインに、木製窓や籐家具、手彫り木工、編み細工など伝統的なランナー文化の要素を取り入れ、現代的なデザインと融合させている。

ホテルには客室・スイート合わせて167室を備え、全7タイプをご用意。
天然素材や伝統工芸を取り入れたインテリアを採用し、レストランやスパ、フィットネスのほか、地域文化を体験できるプログラムも充実している。
宿泊客は早朝の托鉢体験や地域散策、ランナー料理のワークショップなどを通じて、北タイならではの文化に触れることができる。

また、約1,980平方メートルの会議・イベントスペースや大型ボールルーム、川沿いの屋外イベント会場を備え、MICE(国際会議・企業イベント・報奨旅行)市場の需要取り込みも視野に入れている。
チェンライのビジネスイベント開催地としての競争力向上にも、期待が寄せられている。

近年は、旅行者の志向が大量観光から地域文化や自然を重視する体験型旅行へと移行しており、世界的ホテルブランドによる地方都市への投資が活発化している。
豊かな自然やランナー文化、歴史的資源を有するチェンライも、今後、質の高い海外旅行者を呼び込む有力な観光地として注目を集めそうだ。

今なら開業を記念し、宿泊料金は1泊3,800バーツ(客室のみ)からとなっている。

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