2024年５月10日まで台湾とインド人観光客のビザなし渡航を認可。それでも観光産業は中国様に依存。

10月31日、セター首相は、タイへのビザなし渡航の資格のある国を拡大すると発表しました。
今回追加された２国はインドと台湾で、これらの国にはタイへの観光客が多数います。

今回のビザなし渡航政策は、2023年11月10日から2024年5月10日までの短期間で実施となります。
この一時的な措置は、台湾とインドの観光客をハイシーズンに導き入れることを目的としています。
訪問者には、タイで最長30日間のビザが免除されます。

観光庁によりますと、2023年１月から９月までにタイを訪れたインド人観光客は116万2251人、台湾からの観光客は52万372人でした。
ちなみに外国人観光客の総数は、2000万人を超えています。

タイを訪れる外国人観光客は、当初の予想の２９５０万人を下回り、２７７０万人と推定されています。

この結果、観光収入の見通しは１兆１８００億バーツに修正され、従来予想の１兆２５００億バーツから減少しています。
この改訂は、タイへの中国人観光客の減少が大きな影響を与えているとみられています。

財政政策局は、2024 年も観光セクターがタイ経済において引き続き重要な役割を果たすと予測しています。
外国人観光客は、24.6％増となる3,450万人を見込んでおり、推定収益は26％増の1兆4900億バーツを見積もっています。

この数値は、旧正月期間中の中国人観光客に依存しています。

もう中国人頼み、観光客頼み、止めませんか？
政府がきちんと国に産業を興し人々に仕事を与え、薬物や人を騙すことに依存しない国づくりを行う方が、よっぽど幸せへの近道です。