「タイへ行く日本人」と「日本へ行くタイ人」の数が逆転!日本人観光客激減。タイフェスのやりすぎも一因では?

2023年上半期の統計によりますと、記録史上初めて、タイは日本に対して観光赤字を抱えているとタイ観光庁(TAT)のユタサク代表が明らかにしました。

2023年1月から6月までに日本を訪れたタイ人観光客の数(49万7,700人)が、タイを訪れた日本人観光客(32万6,347人)を上回りました。
日本人はまだ海外への旅行に関して積極的ではなく、日本政府の新型コロナウイルス感染症に関する制限も5月に緩和されたばかりで、タイへの入国者減少の原因と考えられているとタイのメディアは報じています。

このような現況により、韓国人観光客の方が日本人観光客を追い抜く勢いで、2023年上半期には75万7,767人の韓国人がタイを訪問しました。
現在、観光客数ランキングでは、1位マレーシア、2位中国、3位ロシア、4位韓国となっています。

日本人観光客に影響を与えているもう1つの原因は、円安による国内経済です。
タイ観光庁は、タイは2023年は、日本との観光赤字に見舞われると予測しています。

タイ観光庁は、タイの「5Fソフトパワー」、すなわち食べ物、映画、ファッション、格闘技(タイ武術)、フェスティバルを武器に、7月21日から23日まで大阪で「アメージング・タイランド・フェス2023」を主催しています。
このフェスティバルでは、日本で人気となっている「ボーイズラブ」シリーズの俳優も出演しました。

タイ観光庁は、今年50万人の日本人観光客を誘致するという目標を設定しており、下半期に到着率が加速することを期待している。

新型コロナが明けた今年、本格的なタイフェスティバルが、東京を始め日本の各地で開催されましたが、あまりにも本格的に開催されたため、日本開催のフェスティバルで満足してしまったという側面もあるのかもしれません。
日本人は財布の紐が固いですから。

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