LGBTでは先進国のタイ。学校教師に対して、性自認に応じた服装の着用が認められる。

日本でもLGBT法案が可決するなど、この問題について意識が高まっている昨今、タイではさらに進んでいます。

タイ北東部ノーンブアランプー県にあるスリーブーンルアン・ウィタヤカーン校では、教師と生徒が自分たちの性自認に応じた制服の着用を認めた同県初の学校として話題となっています。

この学校の教師パトゥムポーン・チャクラクさんが、自分の性自認は出生時の性別と同じではないと説明し、学校内でスカートの代わりにスラックスを履く許可を与えてくれた同校の校長に感謝の意を表しました。

以前は朝、バイクで通勤する際はスラックスを履き、校内ではスカートに着替えるという生活でした。

学校でスラックスを着用する許可は、6月9日に与えられました。

パトゥムポーンさんは、初めてズボンを履いて学校に入った日、多くの生徒や教師が喜んで迎えてくれたと語ります。

一方、校長は、タイ社会は変化し、性的多様性が標準になったと述べ、現場の教師たちが幸せに働く姿を見たいし、彼らには性自認を示す権利があると主張しています。

さらに同校は、パトゥムポーンさんが授業中にズボンを着用する許可を与えることに加えて、最近、3人のトランスジェンダーの学生に対し、自分たちの性自認に合った服を着る許可を求めたと述べています。

この問題、なんでもざっくり考えるタイだからこそ成立するのかもしれませんが、日本ではなかなか難しい問題を含んでいます。
そもそも簡単に女性、男性と簡単に区切ること自体が難しく、それぞれの分野の人たちも同一の性として扱ってほしくないという意見もあるようです。

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