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「元警察署長、容疑者リンチ殺害」事件は過失致死? 失効猶予で放免? 「彼は地位の高い友人を持っている」と地元メディア。
- 2021/8/30
- 事件(タイローカル)
やはりこの国の警察は…。プラユット首相でも改革はできないのでしょうか。
現在タイ国民が行く末を見守っている世界規模で有名となった大事件、「元ナコーンサワン警察署長、容疑者リンチ殺害事件」ですが、最新の地元メディアではこのような報道がなされています。
調査に精通している数人の警察官によると、ティティサンこと、「ヂョウ・フェラーリ」 を擁護する上級警察官らは、ティティサンが起こしたことは単なる過失致死罪であり、殺人ではないと主張する計画を立てていると言います。
「ヂョウ・フェラーリ」は、多額の賄賂を要求しそれを断ったため、警察署のオフィスでビニール袋を頭にかぶせ容疑者の麻薬の売人を窒息死させ、その様子を撮影した映像(監視カメラ)が世間に拡散されたため、タイ国民のみならず日本にも大きな衝撃を与えました。
現在、事件に精通している数人の警官によると、警察の捜査官は、殺人罪の代わりに過失致死事件を推奨することについて、事態の収拾を図ろうとしています。
「先週の記者会見ですでに聞いている。彼らは、これは事前に計画されたものではなく、犯罪と戦おうとしたため過度に攻撃的な行動をとった事故だったというストーリーで押し切りたい」と匿名を要求したある将校は述べたと言います。
「彼らはヂョウを熱心な犯罪取締官として祭り上げたいと思っています。このやり方は間違っていましたが、彼が法律を守らせようとしたときに行った単なる事故です。」
過失致死罪への格下げとなった場合は、懲役期間が3〜15年に短縮されます。
またティティサンは、初犯であるため、執行猶予さえつく可能性があります。
「彼らがこの難局を乗り越えれば、国民からの反発に備える必要もあるだろうが、明らかにティティサンは地位の高いところに友人を持っている」とある役員は言います。
ティティサンの弁護士は今週末、彼に対するすべての告発を否定し、法廷で告発と戦うと主張しました。
司法長官事務所が警察の勧告を受け入れた場合、過失致死罪に同意する可能性があります。
結局、本当の悪というのは、表に出てくるような人ではないのではないかと思っています。
デモ隊は連日、プラユット首相に対し抗議を行っていますが、プラユット首相が変わったところで、この国が変わるのでしょうか。
タクシン元首相? 彼がまた戻ってくるようなことがあれば、彼は元警察官僚ですから、こんな事件すら明るみにでてきません。