「ノーン・チョンプー」殺人事件、容疑者の男を逮捕。事件報道の前に事件のことを知っていた!

「ノーン・チョンプー」殺人事件、ようやく容疑者の男が逮捕されました。

連日お伝えしております、ムクダーハーンの人里離れた片隅で少女が殺害された事件で、被害者の叔父に逮捕状が出され、6月2日水曜日にようやく逮捕となりました。

チャイヤポン・ウィパーこと「ポンおじさん」容疑者、この44歳の男性は当初、警察によって要注意人物としてマークされていました。
しかし、調査の進展がほとんどなかったため、ソーシャルメディアでチャイヤポン氏を支持していた一部の人もいました。

この事件はメディアの話題をさらい、特に2つのテレビ チャンネルでは、数か月にわたってリアリティ番組のようにとり扱われて、人々の好奇を誘っていました。
このようなテレビ局の報道は、視聴率を追求するために犯罪を軽視し、捜査の過程に干渉する可能性があるとして非難されていました。

その結果チャイヤポン氏は、ポンおじさんの愛称で知られ、ある種有名人の地位を獲得し、ファンから多額の寄付を受け取ったとも伝えられています。
そしてその間ずっと、容疑者は自分の無実を主張し続けました。

しかし、警察は黙々と集めた証拠をつなぎ合わせていたのです。

6月2日水曜日の朝、警察はムクダーハーンのバンコックコルク村にあるチャイヤポンさんの家に行ったが、彼はそこにはいませんでした。

しかしその日遅く、チャイヤポン氏はバンコクの警察に出頭し自首してきました。

この事件は昨年5月11日、当時3歳の「ノーン・チョンプー」がバンコックコルクの家から行方不明となったと報告されたときから始まりました。.
(詳しくは過去記事をご参考下さい)

【タイ王国国家警察庁・速報】「ノーンチョンプー」殺人事件、犯人をチェックメイト!

捜査官によると、チャイヤポン容疑者が行方不明になった場所からそれほど遠くないバンコックコルクのフーレックファイ山脈のふもとから現れたのを目撃した2名の者がいたと言います。
この目撃者によると、容疑者は不審な行動をとり挨拶すらを返さなかったと言います。

警察は、「ノーン・チョンプー」の性格上、見知らぬ人が彼女を連れ出そうとした場合、抵抗したり悲鳴を上げたりするはずなので、顔見知りの犯行であることを睨んでいました。
調査官は最終的に、少女に近い存在か信頼しているような人のリストをわずか10人にまで絞り込んでおり、そのリスト内にチャイヤポン氏が含まれていた。.

当時、彼女の知り合いの中では、容疑者を除いてその地域に誰もおらず誰もがアリバイを持っていました。.
さらに少女の遺体が発見された場所に到達するには、5つの道しか方法がありませんでした。

道の1つは村につながっていて、そこで目撃者が容疑者と出会った形となります。

調査の初期段階でチャイヤポン容疑者は、少女が行方不明になった直後に、地元の寺院で僧侶を迎えにトラックを運転したと語っていました。
ドライブ中、彼は後に証人として扱われた僧侶に、ノン・チョンプーがどこにも見つからないと言っていたと言います。

ノーン・チョンプー失踪に関するニュースは、僧侶との会話の時点ではまだ明るみにでていなかったので、捜査官はこれが奇妙であると判断しました。

ムクダーハーンの法医学者は、チャイヤポン容疑者のピックアップ トラックからノーン・チョンプーの髪の毛を発見し、妻のソンポーン・ラブポの髪の毛も犯行現場で発見されました。
捜査官によると、チャイヤポン容疑者は嘘発見器のテストにも不合格となっており、相反する供述をし目撃者を威嚇しようとした可能性があると付け加えた。

捜査官は、容疑者が少女に性的暴行を加えたのではないと言っていますが、容疑者は少女の服と靴を脱ぎ捨てさせ少女を放置して死に至らしめました。
彼はまた、「ノーン・チョンプー」を黒魔術の儀式の犠牲者であるように見せかけ、警察を混乱させようとしたと言われています。

ノーン・チョンプー失踪に関するニュースは、僧侶との会話の時点ではまだ明るみにでていなかった」
この時点で名探偵コナンなら、犯人確定ですよね。
もちろん、犯人逮捕には状況証拠やらいろいろな外堀を埋める必要があるのでしょうが、テレビショー調査不足だったことは否めません。

 

関連記事

最新記事

月間人気記事TOP10

ページ上部へ戻る