タイ、中国人観光客激減の上に観光目的での渡航者わずか20%。タイは「観光ではなく搾取」する国。

タイの観光業界では、中国人観光客の大幅な減少により多くの旅行会社が「冬眠モード」に入り、市場の回復(2026年頃と予想)を静かに待ち構えています。

■ 中国人観光客の激減と旅行会社の危機

タイ旅行業協会(ATTA)によりますと、2024年の中国人観光客は約500万人にとどまり、その大半が観光目的ではなくビジネス目的と見られています。

観光を主な目的とする中国人旅行者はわずか20%(約100万人)と推計されています。

■ 象徴的な転換点:マレーシアが13年ぶりに中国を上回る

6月6日、マレーシアからの旅行者数が中国を上回り、タイにとっての主要観光市場第1位となる象徴的な転換が起こりました。

1月1日~6月8日までの統計では:中国人観光客2,029,481人に対し、マレーシア人観光客は2,041,002人。

この背景には、中国人俳優が失踪(誘拐)した事件が影響し、中国人旅行者の安全意識に悪影響を与えたとされています。

■ 大手不動産開発会社も投資計画を見直し

観光業の低迷は、不動産業界にも波及しています。

アセット・ワールド・コーポレーション(AWC)は、1000億バーツ規模の5年間投資計画について、世界経済の状況に合わせて一部調整が必要になると述べています。

AWCは都市の観光資源強化を目的とした「デスティネーションモデル」に注力しており、主なプロジェクトには、ヤワラート地区の「ワンナコンカセム」、パタヤの「アクアティーク」、チェンマイの「ランナティーク」、チャオプラヤー川沿いの「ザ リッツカールトン バンコク リバーサイドホテル」などがあります。

中でもタイ最高層(100階建て)を目指したアジアティーク・ザ・リバーフロント計画は、スケジュールの見直しが進められているとのことです。

分析が全く違います。
待っているだけで何の対策もしないタイの観光業に、すでに観光客は飽き飽きしているのです。
お寺などただの建造物や、ありのままの自然、これらは確かに美しいですが、では信仰心もない人がお寺に何度も行きたいと思いますか、高い旅費をかけて。
タイの大自然きれいですね、でもすでに行ったことのある場所に毎年のようにいきたいですか、時間と費用と労力をかけて。

目的地行くまでに、ボッタクリや詐欺にあい、散々な思いをした人もいるでしょう。
そんな国に毎年行きたいでしょうか。
他にももっと選択肢はあるのです。

現在の状況は、大自然の恵みにあぐらをかき続けた結果がなせる業なのです。

そして、中国人は最も大切なことに気づいてしまったのです。
タイは自らお金を落とす国ではなく、搾取するべき国なのだということを!

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