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チェンマイ大学の教授名を語った詐欺事件。「刺青」がないかと女生徒を裸にし撮影、脅迫。
- 2025/6/15
- 事件(タイローカル)

チェンマイ大学人文学部が、「海外研修プロジェクト」に注意するよう学生たちに警告を行いました。
ティーラヌット准教授(人文学部副学部長)によりますと、現在、詐欺グループが彼女の名前を使って「海外研修プロジェクトの責任者」と偽り、学生を騙して金銭を要求する事件が発生しると言います。
5月中に、大学の語学センターの職員から「ある学生があなたの名前のついた海外研修プロジェクトに参加するためにビザ申請料などを支払おうとしている」との連絡があり、准教授が確認したところ、そのようなプロジェクトは一切存在せず、詐欺であることが判明しました。
その後、その学生がすでに80万バーツを送金していたことが分かりました。
全国の大学にも被害拡大、被害総額は1,000万バーツ超
その後、他の学生や保護者からも次々に同様の問い合わせがあり、チェンマイ大学だけでなく、全国の他大学(シーナカリンウィロート大学、ソンクラー大学など)でも同様の被害が確認されています。
詐欺グループは准教授の名前と写真を勝手に使用し、LINEの偽プロフィールを作成。これまでに確認された被害者は数十人、被害総額は1,000万バーツ(約4,500万円)を超えるとみられています。
より悪質な手口も発生
詐欺の中には、以下のような悪質なケースもありました。
「海外留学の条件として刺青がないことを確認する」として、女子学生にビデオ通話で服を脱がせ、身体の撮影を強要。
→ 録画した動画で脅して金銭を要求。保護者は学費として80万バーツを用意していたが、恐怖から学生は全額を送金。
その他にも「裁判沙汰になっている」「オンライン賭博に関与した疑いがある」などと偽って、調査費用の名目で金銭をだまし取るケースも確認されています。