タイに78番目の「県」が誕生する?! タイ北部でしばしば持ちあがる独立話が再燃。
- 2025/3/15
- タイ北部

タイ国内に、新たな「県」が誕生するかもしれません。
チェンマイ県ファーン郡を新たな県「ファーン県」として独立させる提案について、地元住民の間で賛否が分かれています。一部の住民は、現在のままのほうが利便性が高いと主張する一方で、長年独立を望んでいる人々もいます。
この提案は、チェンマイ県選出の国会議員ソムドゥン氏(ประชาชน党)が提唱したもので、ファーン郡をはじめ、メーアイ郡、チャイプラカーン郡を新たな「ファーン県」とする案です。
これについて、内務副大臣ソンサック氏は「これまでも何度も提案されてきたが、未だに実現していない。最後に正式な提案がなされたのは2009年6月15日で、新県設立の法案が提出されたが、基準を満たす必要がある。場合によっては、周辺地域と統合して新県を作ることも検討すべき」と述べています。
この問題について、あるFacebookページでは、ファーン郡・メーアイ郡・チャイプラカーン郡・チェンダーオ郡・プラーオ郡・ウィアンヘーン郡の住民の意見を聞き、公表しています。
反対意見
「プラーオ郡の住民だが、ファーン郡と統合されるのは反対。現在、チェンマイ市へ行くほうが便利だから」
「プラーオ・チェンダーオ・ウィアンヘーンの3郡は、ファーンよりもチェンマイ市へ行く方が断然便利」
「この3郡からチェンマイ市までは1時間半以内で行けるが、ファーン郡へは山道を越えなければならない。行政手続きのためにわざわざ移動するのは不便すぎる」
「ファーンの住民だが、ファーン県にはなりたくない。チェンマイ県の一部でいるほうが発展している」
「メーアイの住民ですが、今はまず経済回復を考えるべき。それから県の話をしても遅くない」
賛成意見
「ファーン・メーアイ・チャイプラカーンの3郡だけで新県を作るなら賛成」
「賛成だが、人口基準を満たすのが難しそう」
「この地域はずっと前から独立すべきだった」
「30年間待ち続けている」
「すごくいいアイデアだが、チェンマイ県が手放さないのでは? この地域は農産物の輸出拠点であり、有力な観光地もあるから」
どうなりますことやら。