タイに78番目の「県」が誕生する?! タイ北部でしばしば持ちあがる独立話が再燃。

タイ国内に、新たな「県」が誕生するかもしれません。

チェンマイ県ファーン郡を新たな県「ファーン県」として独立させる提案について、地元住民の間で賛否が分かれています。一部の住民は、現在のままのほうが利便性が高いと主張する一方で、長年独立を望んでいる人々もいます。

この提案は、チェンマイ県選出の国会議員ソムドゥン氏(ประชาชน党)が提唱したもので、ファーン郡をはじめ、メーアイ郡、チャイプラカーン郡を新たな「ファーン県」とする案です。

これについて、内務副大臣ソンサック氏は「これまでも何度も提案されてきたが、未だに実現していない。最後に正式な提案がなされたのは2009年6月15日で、新県設立の法案が提出されたが、基準を満たす必要がある。場合によっては、周辺地域と統合して新県を作ることも検討すべき」と述べています。

この問題について、あるFacebookページでは、ファーン郡・メーアイ郡・チャイプラカーン郡・チェンダーオ郡・プラーオ郡・ウィアンヘーン郡の住民の意見を聞き、公表しています。

反対意見

「プラーオ郡の住民だが、ファーン郡と統合されるのは反対。現在、チェンマイ市へ行くほうが便利だから」

「プラーオ・チェンダーオ・ウィアンヘーンの3郡は、ファーンよりもチェンマイ市へ行く方が断然便利」

「この3郡からチェンマイ市までは1時間半以内で行けるが、ファーン郡へは山道を越えなければならない。行政手続きのためにわざわざ移動するのは不便すぎる」

「ファーンの住民だが、ファーン県にはなりたくない。チェンマイ県の一部でいるほうが発展している」

「メーアイの住民ですが、今はまず経済回復を考えるべき。それから県の話をしても遅くない」

賛成意見

「ファーン・メーアイ・チャイプラカーンの3郡だけで新県を作るなら賛成」

「賛成だが、人口基準を満たすのが難しそう」

「この地域はずっと前から独立すべきだった」

「30年間待ち続けている」

「すごくいいアイデアだが、チェンマイ県が手放さないのでは? この地域は農産物の輸出拠点であり、有力な観光地もあるから」

どうなりますことやら。

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