刑事裁判所は、前科一犯元受刑者のタクシンが、3月7日にインドネシアで開催されるASEAN会議に出席するための出国申請を却下しました。
タクシンは、インドネシア大統領から正式な招待を受けていましたが、裁判所は認めませんでした。
タクシンは刑法第112条(不敬罪)に基づく訴追を受けており、3月6日、バンコクのラチャダーピセーク通りにある刑事裁判所に出国許可を申請しました。
仮に許可が下りた場合、保釈金を支払い、出国前に必要な法的手続きを履行する必要がありました。
しかし審理の結果、裁判所は午後3時に「出国を許可する十分な根拠がない」として申請を却下しました。
過去の出国許可と制限
今年1月には、マレーシアでの会議出席のため、500万バーツの保釈金を条件に出国が許可され、3日以内の帰国が義務付けられました。
また、2月には2月18日~19日にブルネイで開催されたASEAN会議への出席が許可されたものの、ベトナムとカンボジアへの訪問は却下されています。
