チェンマイ「ドクターサミークリニック」オーナー殺害事件発生。犯人は元恋人のモロッコ人、海外逃亡中。

タイ警察は、チェンマイで発生した著名なトランスジェンダークリニックオーナー、ティティカーン氏(通称「ドクターサミー」)の殺害事件に関連して、香港当局と協力し容疑者の行方を追っています。

被害者であるティティカーン氏は12月6日、チェンマイ市内の複合施設内にある「ドクターサミークリニック」の3階で遺体となって発見されました。

その後、チェンマイ警察は、モロッコ国籍の30歳ビラル・シェフィヌを容疑者として特定しました。

容疑者は被害者の元パートナーで、事件発生の約1年前に別れていたとされています。
裁判所は、防犯カメラ映像やその他の証拠に基づき、逮捕状を発行しました。

防犯カメラの映像には、12月4日午後8時ごろ、ドクターサミーがシェフィヌ容疑者と一緒にクリニックに入る姿が映っていました。
警察は、シェフィヌ容疑者が復縁を試みるためにクリニックを訪れたと推測しています。

その後、12月5日午前2時ごろ、シェフィヌ容疑者がドクターサミーの黒いトヨタ・カムリを運転して一人でクリニックを離れる姿が確認されています。
容疑者はその車を市内の堀付近に駐車した後、トゥクトゥクを利用してチェンマイ国際空港へ向かい、午前6時のフライトで香港へ逃亡してしまいました。

警察が発見した遺体は、毛布とタオルで覆われており、首には赤いゴムひもによる絞殺痕が確認されました。
このゴムひもは、バスルーム内の衣類掛けに吊るされていたとのことです。

ドクターサミーのクリニックは地元で広く知られており、殺害の動機について警察は、被害者と容疑者の間での個人的な争いに関連しているとみています。

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