バンコク「ホリデイ・イン エクスプレス サトーン」が「Ruby」に転生!2027年開業へ。

タイの大手不動産開発会社アセット・ワールド・コーポレーション(Asset World Corp:AWC)は、バンコク中心部の「ホリデイ・イン エクスプレス バンコク サトーン」を、IHGホテルズ&リゾーツが展開するライフスタイルホテルブランド「Ruby」へ転換すると発表した。
タイおよびアジア太平洋地域で初のRubyブランドのホテルとなり、2027年第3四半期の開業を予定している。

新ホテルは、バンコクのビジネス街であるシーロム・サトーン地区に位置し、客室数は184室。
AWCによると、対象となる不動産資産の価値は10億バーツ以上で、今回のブランド転換によって客室単価と収益性の向上を目指す。

Rubyは、都市型のプレミアム・ライフスタイルホテルブランドで、コンパクトな客室と効率的な運営を特徴としている。
客室の約半数は16~18平方メートルで、従来の宿泊特化型ホテルとは異なり、音楽や交流を重視した空間づくりが特徴だ。

館内には24時間営業のバーやカフェを設け、毎晩ライブ音楽を提供する予定だ。
客室にはMarshall製スピーカーを設置し、宿泊客向けにギターの貸し出しも行うという。

また、共用スペース「Co-living Lounge」では、DJイベントやトークイベントなどを開催。宿泊客だけでなく、周辺のオフィスワーカーや地域住民も利用できる交流拠点を目指す。

AWCのワラパー最高経営責任者(CEO)は、従来のホリデイ・イン エクスプレスは高い客室稼働率を維持していたものの、宿泊特化型ブランドでは客室単価の引き上げに限界があったと説明。
Rubyへの転換によって、より高い価格帯での宿泊需要を取り込み、飲食やイベントによる収益拡大も図る考えを示した。

一方、IHGの東アジア・太平洋地域担当幹部、ラジット氏は、バンコクを新しいホテルブランドの展開に適した国際都市と評価。
Rubyは、単なる宿泊施設ではなく、音楽や地域文化などの体験を求める若い世代の旅行者を主なターゲットとしていると説明した。

Rubyは現在、世界で約40軒のホテルを展開しており、さらに約40軒が開発計画に含まれている。
IHGは今後10年間で約120軒の追加展開を見込んでおり、シンガポール、クアラルンプール、東京なども候補都市に挙げている。

タイ国内では、プーケット、パタヤ、サムイ島などもRubyの展開に適した地域として検討されているが、現時点で具体的な契約は発表されていない。

AWCとIHGは、バンコクのチャイナタウン、フアヒン、チェンライ、パタヤなどでもインターコンチネンタルやキンプトンブランドのホテル開発を進めている。

今回のRubyへの転換は、既存ホテルを国際的なライフスタイルブランドへ刷新し、不動産資産の価値と収益力を高めるAWCの成長戦略の第一歩となる。

 

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