ネスレ、ラヨーン県のアマタシティでペットフード生産事業拡大。9割超を日本などに輸出。
- 2026/9/4
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食品・飲料大手ネスレは、タイ東部ラヨーン県のアマタシティ工業団地で、ペットフードとペット用おやつの生産能力を拡大する。
投資額は計64億バーツ超で、タイ投資委員会(BOI)が投資奨励申請を承認している。
生産品の90%以上を米国、日本など海外市場へ輸出する計画だ。
BOIによると、投資の内訳はペットフード製造事業が約45億バーツ、ペット用おやつ製造事業が約19億3,000万バーツ。
世界的にペットを家族の一員として扱う「ペットの家族化」が進み、ペットフード需要が拡大していることに対応する。
タイは現在、ドイツに次ぐ世界第2位のペットフード輸出国で、同産業は年8%を超えるペースで成長している。
今回増産する製品の90%以上は、米国、カナダ、日本、オーストラリア、ニュージーランドなどへ輸出する。
◆タイ産原料を積極活用
新たな生産事業では、タイ国内産の原材料を積極的に使用する。
年間の国内調達額は、両事業を合わせて4億5,000万バーツを超える見通しだ。
「フィリックス」「プロプラン」「フリスキー」ブランドのペットフードでは、鶏肉やイワシ、野菜、油脂、ビタミン、ミネラルなど、原材料の約56%をタイ国内から調達する。
猫用おやつを中心に生産する「Purina One(ピュリナ ワン)」と「Felix」では、鶏肉、砂糖、タピオカでんぷんなど約88%を国内調達する。
BOIは、タイ産農産物の付加価値向上と世界市場への輸出拡大にもつながるとみている。

◆2026年のタイ投資、計290億バーツ超
ネスレは今年7月、230億バーツ超を投じてタイに新たなコーヒー製造工場を建設する計画を発表している。今回のペットフード関連投資を合わせると、2026年のタイにおける新規投資額は290億バーツ超となる。
一連の投資では、コーヒー豆、生乳、砂糖、鶏肉、魚、野菜などタイ産原材料を年間47億バーツ以上調達する見込みとなっている。
農家の販路拡大や所得向上に加え、タイ国内の生産者がネスレのグローバルサプライチェーンに参入する効果も期待される。
BOIはネスレの継続的な投資について、「タイの強みを高付加価値の食品産業へ発展させる重要な機会」と評価し、世界有数の食品生産拠点を目指して投資誘致を進める方針を示している。






































