「月刊パタヤ通信6月号」あの人は今…、ゴゴ嬢はなぜホストにハマる? こじらせ日本人など…。

今月もお届けします「月刊パタヤ通信」。

世界的な歓楽街として知られ、時に『魔境』とも称されるタイのビーチリゾート・パタヤ。
今月も、どこか憎めないユルさと、一歩間違えば取り返しのつかない危険が隣り合わせの出来事が、街を騒がせています。
今回は、そんなパタヤの最深部で日本人の間に広がる、最新の噂話をお届けします。

①「あの人は今」パタヤから静かに消えていった日本人たち

人の流れがウォーキングストリートのネオンよりも目まぐるしいパタヤ。
知り合ってまもない日本人も、気がつけばいなくなっていて、「あの人はどこ行ったの?」「とっくに日本に帰ったよ……」なんて会話も日常茶飯事です。
今回はその中でも、少し不思議な消え方をした日本人を2人ご紹介します。

1人目は、少し前までパタヤのとある高級エリアで和食屋を営んでいた日本人女性。
オープン当初は「日本人女性がやっている」ということで話題になり、実際に訪れた在住者からは「料理が美味しかった」という声も聞こえていました。

ただ、価格帯は少々お高め。
「味はいいけど、これで常連を獲得するのは難しいのでは……」なんて声が、じわじわと囁かれるようになっていました。

そんな話が出回るうちに、店はいつしか休業が続くように。「そのうち復活するのでは?」と言われていましたが、気がつけばそのままクローズ……。
経営が厳しかったのか、ビザに何らかの問題があったのか、真相は闇の中。
いつの間にか姿を消してしまったそうです。

2人目は、かつてパタヤでバーを経営していた日本人。
彼はYouTuberとしても活躍していました。
人柄の良さから在住日本人の間でも人望が厚く、「あの人は信頼できる」と評判だったそうです。

しかし店をオープンして間もない頃から、SNSやYouTubeの更新がぱたりと止まるように。
体調不良を訴える投稿がちらほら見られたものの、それきり音沙汰がなくなってしまいました。

その後、流れてきたのがこのような噂。
どうも良くない系のおクスリにハマってしまい、廃人同然の状態になっていたという。
真偽のほどは定かではありませんが、結局その方が復帰することはなく、ひっそりと帰国したと伝わっています。

夜の街には、それだけ誘惑も多い。
日本人同士の間でも、こういった類の噂は時々耳にします。
パタヤで夜の世界に関わる方は、人を見極める目をしっかりと養っておきたいところです。

②深夜3時から始まる別世界 パタヤのホストクラブに潜入

パタヤの夜遊びは、女の子のいるお店ばかりではありません。
ゴーゴーボーイ、ゲイバー、ホストクラブなど、女性が楽しめる夜のお店も実はたくさんあるんです。
今回はその中から、地元のゴーゴー嬢たちに密かに人気のホストクラブ事情をピックアップ!

パタヤのホストクラブは、主にサードロードを中心に何軒かが点在しています。
あまり知られていない理由のひとつが、そのオープン時間。
大体、深夜1時〜3時頃から明け方にかけて盛り上がるため、旅行者にはなかなかハードルが高い時間帯。
主なお客さんは、仕事終わりのゴーゴー嬢たちというわけです。

システムも日本とは少し異なります。
日本ではセット時間内にホストが回転式で席を回りますが、タイではステージ上に番号をつけて並ぶホストを指名し、席に呼ぶスタイル。
1時間で3〜4人を交代させて楽しめます。

見た目は日本のようなイケメン系というより、どちらかというとひょろっとした細身タイプが多め。
マッチョなゴーゴーボーイのほうが好みという女性客も少なくないようです。
そして、タイのホストもゴーゴーボーイも共通する弱点がひとつ―会話が、圧倒的につまらない。
いや、できない、といったほうが正確かもしれません。

そんな中で意外にも人気を集めているのが、オナベ(トムボーイ)のホスト。
ボーイッシュな女性ホストなのですが、容姿端麗なうえにトークも男勝りで面白い! 
場の空気を読んで盛り上げるのが上手いため、店側も何人か在籍させているようです。

結果、ゴーゴーの女の子たちも男性ホストより、オナベホストにハマる子のほうが多いのだとか。
「タイの男は働かない」とはよく言われますが、ホストクラブの中にもその風潮はしっかり息づいているようです……。

③日本人男性も”攻略”できる? ゴーゴー嬢がホストに貢ぐ理由とは

では、そもそもなぜタイの夜嬢たちはホストにお金を使うのでしょうか? 
パタヤで、バーの女の子の管理を任されている人物に話を聞いてみました。

「かっこいい男の子が優しく話を聞いてくれる。オナベホストが場を盛り上げてくれる。それにストレス解消もある。ホスト側もかなり下手(したて)に出てくるらしいですよ」

なるほど、と思わず納得してしまいますが、話はそれだけでは終わりません。

「タイ人男性って、話は聞いてくれるけど場を盛り上げるのは苦手というか、そもそもあまり話さないじゃないですか。だからオナベホストが重宝されるんだと思います」

そういえば、タイでは「男は働かない」という話もよく耳にしますが、会話においても似たような構図があるのかもしれません。

さらに、こんな視点も。
「客から騙されて傷ついている子もゴロゴロいるんですよ。そういう子は優しくされたら簡単に心を開いてしまう。家族からの『稼いでこい』というプレッシャーも相当なもので、優しい子ほど雁字搦めにされて大変そうです」

日本人から見ると「なぜそこまで?」と思ってしまいますが、その背景には、仕事のストレス、家族への責任、そして日常の孤独感―そういったものが複雑に絡み合っているようです。
ホストクラブが「非日常の逃げ場」として機能している側面もあるのかもしれません。
闇が深い、とはまさにこのことでしょうか……。

ちなみに、ここで気になったのは「じゃあ日本人男性も話を聞いてあげれば落とせるんですか?」ということ。
この質問に対しての答えは「タイミングによってはそうだと思います(笑)」とのこと。
パタヤに来たら、まずは話し相手になってみるのも、ひとつの攻略法かもしれませんよ。

④一度こじれたら逃げられない? パタヤで”やらかした”日本人たちの末路

男女のワンナイトや恋愛沙汰が、日常茶飯事なパタヤ。
気に入った女性に「俺の女になってくれ」と愛人契約を結ぶ外国人も少なくありません。
パタヤでは夜嬢を水揚げする場合、水揚げ料に加えて毎月のお手当を渡すのが一般的。
その相場は月額2万バーツ(現在のレートで約10万円)とされています。

しかし中には、その相場を知らずに渡しすぎてしまうケースも……。
女の子からすれば「ラッキー♪」な話ですが、問題はその後です。

関係がこじれた場合、あるいは他に気になる子ができてしまった場合―別れるという選択肢が頭をよぎることもあるでしょう。
しかしここで立ちはだかるのが、なかなか別れてくれないパタヤの女たちです。

筆者が耳にしたのはこんな話。
バンコク在住で月に2〜3回、休みを利用してパタヤに通う50代のAさん。
あるジェントルマンズクラブで出会った女性B子を水揚げし、愛人契約を結びます。
その額、なんと相場の倍以上となる5万バーツ。

B子からすれば、まさに棚からぼたもち。
Aさんが太っ腹だとわかるや、湯水のようにお金を使い始めます。
そんなB子の生活ぶりにうんざりしてきたAさん、別れを切り出しますが―B子はゴネて応じない。

しまいには、Aさんが借りていたコンドミニアムの場所まで知られており、管理人と仲良くなって待ち伏せ、勝手にロビーまで入り込む始末。

「別れたい」「別れない」の押し問答が何か月も続いた末、Aさんはとうとうコンドミニアムを解約。
部屋を引き払い、逃げるようにバンコクへ撤退。
「しばらくパタヤには行けない……」と漏らしていたそうです。
パタヤの相場や遊び方を知らずに踏み込むと、こういうことになる―そんな話の典型でした。

⑤パタヤに日本人女性移住者が増加中 しかし待ち受けるのは”昭和おじさん”の洗礼

かつては「沈没爺の巣窟」「リタイア先のディストピア」とまで言われ、外国人老人が幅を利かせていたパタヤ。
しかし最近はスーパーやショッピングモール、おしゃれなレストランなども増え、いつの間にかタイ人の若者やインフルエンサーも訪れるリゾート地へと変貌を遂げています。

それに従って、在住者の顔ぶれにも変化が…。
これまで平均年齢60代とも言われていたパタヤですが、ここ最近は30代の移住者が増加しているという。
しかも日本人女性の姿も目立つようになってきました。
物価の安さと比較的良好な治安が、女性にとっても住みやすい環境をつくっているようです。

……しかし、そこを見逃さないのが先人の沈没爺たち。
若い女性を見つけたら、それはもう大変なほどのガッツキぶりです。
しかも、昭和からまったくアップデートされていない方々ときたら…。

「パタヤに女子が来て、夜遊びとかどうしてるの?」「彼氏いないの?」「どこで出会い見つけるの?」「最近いつセックスした?」

―デリカシーのかけらもない質問の数々を、さも当然のように投げかけてくるわけです。
南国での自由を求めてやってきた彼女たちも、こんなノンデリ爺に早々と嫌気がさし、引きこもり、あるいは帰国……というケースも少なくないのだとか。

せっかく多様な人が集まるようになってきたのに…。
先輩移住者のみなさん、そろそろアップデートをお願いしますよ。

以上、今回の「月刊パタヤ通信」も、どこか笑えるようで、笑えない話ばかりだったのではないでしょうか。
パタヤは自由の街です。
しかしその自由は、無知なまま踏み込めば簡単に牙を剥きます。

異国の地での出来事は、日本にいる人には届きにくい。
だからこそ、こうした噂話の中にも、少しだけリアルな教訓が隠れているのかもしれません。

だからこそ、楽しむために知っておく。
それがパタヤを長く愛するコツではないでしょうか。

それでは、次回の「月刊パタヤ通信」もお楽しみに。

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