タイ・カンボジア国境フェンス建設45%完了。「隙間」問題に軍が説明。

タイ国会の国家安全保障委員会は6月27日、チャンタブリー県で建設が進むタイ・カンボジア国境フェンスを視察し、工事の進捗率が約45%に達したことを明らかにした。
当局は、SNSなどで指摘されているフェンスの「隙間」について、「合同国境委員会(JBC)の手続きに伴う一時的なもので、完成後は閉鎖される」と説明し、安全性に問題はないと強調した。

フェンスは高さ4.3メートルで、総延長約8.3キロを整備する計画。現在は第1期工事として約1.3キロ区間の建設が進められており、第2期では約7キロを延伸する予定だ。
事業はタイ陸軍開発司令部が施工し、カンボジア側にも建設状況を公開しながら進められているという。

また、国境標識が撤去されたとの情報についても、当局は「インターネット上で拡散された加工画像による誤情報」と否定した。

視察では、カンボジア側がフェンスに沿って整備した道路や、過去に国境線を巡る問題が発生した「K・カイ地区」も確認。タイ軍と地元住民が協力して土地を復旧し、約15キロのアクセス道路を整備したことも報告された。

国会委員会は今後、道路舗装などに必要な予算確保を関係機関と調整するとともに、軍当局は「国境管理は両国の合意に基づき適切に実施している」として、引き続き安全対策を進める方針を示した。

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