未承認の減量薬使用で、バンコクのクリニックに対し営業停止命令。女性患者が重症に。

減量治療を受けた女性患者が重度の副作用を発症し入院した問題で、タイ公衆衛生省は6月4日、バンコク・ラムイントラ地区のクリニックに対し15日間の営業停止命令を出したと発表した。

患者は5月末に減量目的で同クリニックを受診。当初希望していた減量薬とは別の製品を勧められ、注射による施術を受けた。
その後、発熱や激しい嘔吐などの症状が現れ、最終的に民間病院へ緊急入院した。

当局の調査では、施術を行ったのが医師ではなく医療助手だったことが判明。
さらに、診療記録の不備や無許可の施設改装、薬剤表示の不備など複数の法令違反が確認された。

加えて、使用された「NOVOTRIMPLUS/VitaPeptix」はタイ食品医薬品局(FDA)に登録されていない未承認薬だったことも明らかになった。

同省は、未承認薬の使用は深刻な健康被害につながる恐れがあるとして警告している。
特に「短期間で大幅な減量が可能」などの宣伝文句には注意が必要だと呼びかけている。

当局は今後、関係法令に基づきクリニックへの処分を進めるとともに、美容・減量関連施設への監視を強化する方針だ。

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