アヌティン内務大臣、少年銃乱射による教師殺害事件に関連して公民の授業復活を提案。兄弟愛を植え付け犯罪を抑制、はあ?

タイ内務省は、学校間の暴力的な対立を減らすことを期待して、タイの生徒に団結、義務、倫理、兄弟愛の意識を植え付けるため、学校のカリキュラムに公民の授業を再導入する可能性について教育省と協議するとのことです。

11月11日、バンコクのセイクリッドハート・コンベントスクール近くで起きた銃乱射事件を受け、アヌティン内務大臣がこのような発言を行いました。
この銃撃事件により、同校の教師が殺害され、専門学生1人が重傷を負っています。

この銃撃事件は、バンコクにある2つの専門学校間の対立の結果発生したものと考えられています。
(セイクリッドハート・コンベントスクールは無関係)

アヌティン氏は、授業で公民コースは過去には取り扱っていたが、近年明確な理由もなく廃止されてしまったと言い、タイ国民の倫理と義務を教えるためにこのコースを復活させる必要があると持論を主張しました。

同氏は、タイ王立警察と連携して私人による公の場での銃の携行に厳しく対処するよう各行政局に指示したと述べ、民間人の公の場での武器所持は認めないとと述べています。

現在、銃撃を受けた生徒の同級生3人が警察の取り調べを受けており、全員が「1年生なのでどの学校の生徒とも衝突したことはない」と主張しています。
未だ犯人は捕まっていません。

ラマ4通り近く発生した銃殺事件。死亡した教師が通うセイクリッドハートコンベントスクールが声明を発表。

公民や道徳の授業を復活させることは良いのですが、タイの場合、中身があまりにも現実とは遠い国のお話しをするので、もっと現実に沿ったものに変更した方がよいでしょう。
また公けの場での武器所有は、これまで許可されてきたのでしょうか。
なぜ武器所有そのものについての規制はされないのでしょうか。
持っていれば、使いたくなるのは必然です。
ギャンブルは禁止しているのに、銃器が未成年者にも簡単に手に入るなど、あまりにも法律のバランスが悪すぎます。

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