イスラエル地上作戦の拡大宣言を受け、タイ政府が在イスラエルのタイ人に帰国を促す。それでも帰国を拒否する理由とは…?

10月28日タイ政府は、イスラエルがガザ地区での地上作戦の拡大を発表したことを受け、イスラエル在住のすべてのタイ人にできるだけ早く出国するよう呼び掛けています。

イスラエル在住のタイ人労働者の家族や親族も、帰国の説得に協力するよう求めています。

「イスラエルがガザ地区で地上作戦を強化しているため、戦闘はさらに激化する可能性が高く、イスラエルに住むタイ人にとっては危険状況です。
また、戦闘が広域に拡大すると帰国手配が困難になる可能性があります。
政府は、イスラエルにいるタイ人の安全を懸念しており、できるだけ早くタイに戻るよう求めている」
と、外務省はこの日の声明で述べています。

10月7日にハマス過激派が突然ロケット弾をイスラエルに向け発射し武力衝突が勃発して以来、約4,000人のタイ人がイスラエルから空路で帰国しています。

しかし、多くのタイ人労働者(そのほとんどは農業に従事)は、従業員が賃金の引き上げを申し出、認められたためた戻らないことを決めたと伝えられています。

10月28日、イスラエル軍はガザ地区で通信を遮断し地上作戦の拡大を発表しており、前日から数時間にわたり、継続的な空爆による爆発がガザ市の上空で発生しています。

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