タイ第1回首相選、唯一の候補者ピター氏への賛成票届かず。計3回の首相選で未達の場合に起こる最悪のシナリオとは…。

この日、未来への扉は閉ざされたままでした。

前進党の首相候補ピター・リムチャルーンラット氏は7月13日木曜日、タイの第30代首相に就任する試みに失敗しました。
ピター氏は323票を獲得しましたが、そのほとんどは8党の連立政権からのもので、必要な投票数376票には届かなかった。

首相選、第2回投票は7月19日に予定されています。

この日、タイ首相選への候補者は、ピター氏ただ一人でした。

投票プロセスは公開で行われ、結果は国会議員6人からなる委員会によって集計されました。

2時間の投票の後、議会はピタ氏が必要最低限​​の376票を獲得できなかったため、新首相に選出されなかったとこの日の首相選は、結論づけられました。

ピター氏は賛成票324票を確保しましたが、182票が反対、199票が棄権しています。

軍事政権が任命した上院議員250人のうち、13人のみがピター氏に投票しています。

首相選は3回予定されており、2回目と3回目は7月19日と20日に行われます。

ピター氏は後に記者団に対し、今回の投票結果は受け入れたが諦めるつもりはないと意気込みを語っています。

これを受け地元メディアは最悪のシナリオと評し、3回の首相選でピター氏が規定票を獲得できなかった場合、軍事政権が任命した上院議員が2024年5月に任期を終えるまで、今の政権が継続するという選択肢があると言います。
そうなった場合、さらに10か月間タイはブラックホールの中に閉じ込められることになり、経済、株式市場、そして外国人投資家の信頼に悲惨な影響を与える可能性があると分析しています。

政界引退を発表したプラユット氏ですが、周囲がワンチャン狙ってますね。

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