ドンムアン空港内で発生した「動く歩道」事故。被害者家族が訴訟に動き出した?!

日本のニュース番組でも取り上げられた、ドンムアン空港内の「動く歩道事故」。
まだまだ、終わりではないようです。

バンコクのドンムアン空港の動く歩道で転倒し、その場で足の一部を切断しなければならなかった女性が法的措置に出ています。
報道によりますと、被害者が弁護士に告訴するよう指示したと被害者の息子が語っていたと報じています。

身元が公表されていない57歳の女性は、6月29日にナコーンシータンマラート行きの飛行機に乗る予定だったところ、国内線ターミナルの動く歩道の終点でつまずいて転落しました。

女性が転落した原因すら、完全に確認されていない状態ですが、落下の衝撃で安全カバーが外れ、女性の足が歩道の内部機構に挟まれてしまいました。

女性の息子クリットさんは、母親は今でも強い恐怖感に悩まされており、夜中にパニックで目が覚めることもよくあるといいます。

同氏はさらに、家族が弁護士に警察へ告訴状を提出し、捜査するよう依頼を指示したと述べています。
遺族はまた、法廷で証言可能な目撃者に名乗り出るよう呼び掛けています。

一方、ドンムアン空港のアディレク警察署長は、警察官が空港の監視カメラ映像を精査しており、空港の責任者らがその地域の他のすべての歩道が安全であることを確認していると主張しています。

これまでのところ、設置されたのは 27 年前であるという事実にもかかわらず空港責任者らの責任を示す証拠はほとんどなく、代わりに、メンテナンス会社と歩道の製造業者の両方を非難している状態となっています。

発生から一週間以上経過するにもかからわらず、監視カメラの映像はもちろんのこと、そもそも事故による被害情報すら、どの程度だったのかなど言葉上で曖昧にしか伝わって来ていないという不自然さが付きまといます。
タイでは「責任」という言葉でてくると、急激に及び腰になってしまう傾向にあるのですが、これだけの大事を「無責任」のまま放置することは流石にできないのではないでしょうか。
(それでも?)

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