デング熱の感染者が昨年の約3000人から1万5千人まで急増中。雨季にはさらに。

タイ国内では今年、これまでに15,399人のデング熱患者が記録されており、蚊の大量発生が予想される雨季には、その感染者数が増加するだろうと疾病管理省(DDC)は警告しています

DDC事務局長のタレス博士は5月26日、昨年のデング熱患者数は2,942人に過ぎなかったとその感染者数の多さを比較しています。

今年はナーン、トラート、チュムポーン、チャンタブリー、タークの5県でデング熱患者数が最も多く報告されていました。

DDCはまた、全国にある最大100万人の保健サービス支援局と協力して、ネッタイシマカ(熱帯縞蚊)の繁殖地を排除する方法を人々に指導していく方針です。

媒介感染症部門は、寺院地域や学校の水たまりが通常、ネッタイシマカの繁殖地となっていると指摘しています。
同氏は、デング熱の最も一般的な犠牲者は5歳以上の子供であると付け加えています。

また当局は、イブプロフェン、抗炎症薬のジクロフェナク、アスピリンなどの多くの錠剤は症状を悪化させる可能性があるため、自己判断で投薬をしないよう呼び掛けています。

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