検問所で次々と見つかる不法移民者。疑惑の車両を5台も取り逃す…

photo by The Nation Thailand

タークの入国管理警察の警官と2人のミャンマー国籍の者が軽傷を負いました。タイに密輸しようとした労働者を連れて、ピックアップトラックが道路封鎖中の警察車両をかわそうと事故を起こしたからになります。

国境警備警察の関係者は、8月29日土曜日に違法な形で入国しようしている労働者がいると密告がありました。その後、ターク県メーラマート地区のモエイ川沿いの国境をパトロールするために関係者を派遣したと報告した。 ミャンマーからこの地域にかけて、当局はバントンプン道路に検問所を設けていました。一台のISUZU D-maxピックアップトラックを止めました。 すると、運転手はトラックを加速し始めて検問所を突破しようとし、ターク県入国管理局が所有するToyota Hiluxピックアップトラックに衝突しました。

警官は軽傷を負い、当局が積み荷を確認したところ、ミャンマー人13人(男性10名、女性3名)が全員入国書類なしで内部に隠れていたと報告されています。 その時ミャンマー人2人も墜落し軽傷を負ったと言います。

運転手は後にターク県の地元タイ人のスラサック・ワナジャロエンスク(30歳)であると特定され、ターク県内に移民労働者を連れてくるために運転していたとのことです。彼は報酬として1人あたり12,000バーツから13,500バーツを受け取れると告白したと伝えられています。

同じ夜、不法移民を運んでいる疑いのある車両が5台、検問所をすり抜け通り過ぎて行ったとのことです。

12,000バーツと言うと、タイの最低賃金より多く、しかも一回の運送で手にできるのですから、こういった悪だくみに加担する人もいるのでしょうね。タイ人の失業者がたくさんいるのに、先にタイ人を雇えばよいのでは?と思うのですが…。ミャンマーからの需要も多いのでしょうね。

最後の不法移民者が乗っていそうな車両を5台も取り逃すとは…。こんなきっかけからタイに新型コロナが再度蔓延するきっかけとならないことを祈るばかりです。
ミャンマーでは、8月30日に新規感染者が38名発覚と言ったように、連日新たな感染者の報告があります。

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