実は大惨事の寸前だった?! プーケット空港爆弾騒動、その舞台裏で何が起こっていた!?

昨日お伝えした、プーケット空港付近での爆弾騒動。
あわや大惨事のこんな舞台裏があったようです。

プーケットで拘束中の容疑者が4件の爆発物を仕掛けたとして、自身の犯行を供述しました。
この中には、プーケット国際空港に仕掛けられたバイク爆弾も含まれていました。

プーケット空港で爆弾騒動。不審な駐車バイクに爆発物処理班出動! 結果は…。

 

【事件の概要】

6月25日夜、プーケット国際空港に放置されたバイクのシート下から爆発物が発見されるという事件が発生しました。
不審物は、爆発物処理班(EOD)によって安全に処理されています。

取り調べの中でムハマド容疑者は、6月21日から始まった爆破作戦の詳細を自白しています。

【複数人による協力犯行】

容疑者によりますと、今回の犯行はムハマドを含めた4人のグループで実行されたといいます。

一行は6月21日夜にパッタニー県を出発。
ムハマドは、ヤルンでパジューにピックアップされ、ピックアップトラックでハート・サコムへと移動しました。
現地にはすでにセダン1台とバイク3台が用意されており、トランクには爆弾や燃料が積まれていました。

グループは移動中に運転手を交代したり、ジャケットを着替えるなどして警戒を怠りませんでした。

【戦略的な爆弾設置】

一行はクラビーで一泊したのち、6月22日午前8時ごろにプーケットへ向けて出発します。
バイクは、フードデリバリーバッグを装着して偽装していました。

その後、以下のモスクに立ち寄っていることが判明しています。
・バーン・ター・チャッチャイ・モスク(30分休憩)
・ヌルル・ジャナトゥル・バンロン・モスク(礼拝)

2つ目のモスクで、共犯のパジューが白いホンダ・ウェーブのシート下に爆弾を設置し、バイク爆弾が完成しました。

【爆弾設置場所】

・プーケット国際空港(バイク爆弾)
・プロムテープ岬(1発)
・パトン地区内2か所(2発)

6月23日、空港の監視カメラに容疑者らがバイクで爆弾を設置する様子が映っていました。

【空港での脅威は排除】

自白を受け、当局がプーケット空港で疑わしいバイクを発見します。
部隊が爆弾を無事に処理し、危険は回避されました。

共犯者のスライマン氏も自白の内容を裏付けており、クラビーでの宿泊や出発時刻の一致が確認されています。

現在も捜査は継続中で、他の関与者や追加の標的が存在する可能性について調査が進められています。

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