タイ、マヒドン大学の全国世論調査。国民の87.6%が内閣改造を希望。理由:汚職や不透明な政治運営。

6月14日、マヒドン大学社会人文学部のスニ―准教授とその研究チームは、「タイ国民は内閣改造を望んでいるか?」をテーマとした世論調査の結果を発表しました。

この調査は全国規模で行われ、計11,802名を対象に、2025年6月5日から11日にかけて、対面・電話・オンラインで実施されました。

■ 内閣改造を望む:87.6%

調査結果によると、87.6%の回答者が「内閣改造が必要」と回答。
その理由は、以下のような政府に対する不満が中心となっていることが判明しました。

・経済問題や生活費高騰への対応不足
・指導力と行政の明確性の欠如
・選挙時の公約を守っていない
・汚職や不透明な政治運営
・国民のニーズや地域課題(例:タイ・カンボジア国境問題)への無対応

■ 内閣改造を望まない:12.4%

一方、12.4%の回答者は「現内閣のままでよい」と回答。
その理由としては、以下の通りです。

・政府の仕事ぶりに一定の評価
・誠実性や国民への理解を信頼している
・政治の安定性と継続性を重視
・改造によって経験不足・対立・政治的駆け引きが起こることへの懸念

■ 改造を望む省庁トップ5(複数回答可)

①国防省(46.75%)
②財務省(41.86%)
③社会開発・人間の安全保障省(38.26%)
④農業・協同組合省(28.93%)
⑤観光・スポーツ省(27.89%) と 天然資源・環境省(27.88%)(ほぼ同率)

■ 内務省は12位(18.03%)

国政で中心的な役割を担う内務省は、今回の調査では12位という結果に留まりました。

政権自体を早く変えないと、タイの経済はどん底のドンまで下がりますよ。
本誌では、今のようになることをぶれることなくずっと訴えてきました。

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