- Home
- 事件(タイローカル)
- タイ警察、違法「笑気ガス」販売拠点9カ所を捜索し3,000万バーツ相当を押収。カオサンなどで販売。
タイ警察、違法「笑気ガス」販売拠点9カ所を捜索し3,000万バーツ相当を押収。カオサンなどで販売。
- 2025/3/14
- 事件(タイローカル)

タイ警察と食品医薬品局(FDA)は、観光客向けに違法に販売されていた「笑気ガス」(亜酸化窒素)の流通を摘発し、バンコクや周辺地域の9カ所で家宅捜索を実施しました。
摘発の結果、総額3,000万バーツ相当の違法ガスを押収しました。
この捜査は、バンコクのカオサン通りで違法に販売されていた笑気ガス入りバルーンを押収したことを受け、捜査が拡大されました。
捜査は、3月11日~12日にかけ、バンコク、サムットプラカーン、パトゥムターニーで行われました。
違法流通の実態と摘発結果
警察は、計46,246点(40,975本の笑気ガスカートリッジ、3,698個のバルーン、1,591本のガスボンベ)を押収。
捜索現場の管理者は、食品表示の不備を認め、違法販売の目的でガスをバルーンに詰めていたと供述しました。
タイ食品法(1979年)違反として、無許可の食品販売には3年以下の懲役または3万バーツ以下の罰金、誤表示商品の販売には3万バーツ以下の罰金が科されます。
また、笑気ガスを吸引目的で販売する行為は、無許可の医薬品販売とみなされ、5年以下の懲役または1万バーツ以下の罰金の対象となります。
観光客への警告
警察は、笑気ガスは脳や神経系に深刻な影響を及ぼす可能性があると警告しており、特にナイトライフを楽しむ観光客に使用を控えるよう呼びかけています。
また、違法販売を目撃した場合は、消費者保護警察(ホットライン1135)へ通報するよう求めています。