10月18日、タイのチョンブリー県シラチャー地区にある「クリーンフューエルプロジェクト（Clean Fuel Project、CFP））」の海外メイン請負業者に対して、24社のタイの下請け企業を代表する3,000人以上の労働者と雇用主が集まり、未払い金の支払いを要求するためにデモ行進し、請願書を提出しました。

この行動は、シラチャー地区の製油所で行われている CFP に関する24社のタイの下請け企業からなる「TOP製油所請負業者連盟」によって組織されました。

これに先立ち10月15日、16社の下請け企業で構成される「TOP製油所請負業者連盟」が記者会見を開き、CFPプロジェクトの所有者であるタイオイルに対し、6か月以上支払いが行われていない状況で、労働者に対してどのように対応するのかを明確にするよう求めていました。

10月16日、タイオイル公社は、EPC契約（エンジニアリング、調達、建設契約）の条件に基づいて、CFPプロジェクトのメイン請負業者であるサムスン、ペトロファック、サイペムにすでに支払いを行ったと説明する声明を発表しました。

また、TOP製油所請負業者連盟の記者会見を受けて、タイオイルはサムスン、ペトロファック、サイペム、およびその親会社に照会文書を送付しました。
UJV（サムスン、ペトロファック、サイペムで構成されるコンソーシアム）は、下請け契約に基づく未払いの補償金を引き続き支払うことを確認し、タイオイルには下請け業者との問題に干渉しないよう要請しました。

TOP製油所請負業者連盟のデモ行進では、外国のメイン請負業者が建設代金の支払いを遅らせているため、深刻な問題に直面していると述べられました。
契約に基づく作業は2024年2月に完了しているにもかかわらず、数十億バーツにのぼる未払いが続いており、100社以上の下請け企業と2万人の労働者の家計に深刻な影響を与えています。

この支払い遅延は、国家のエネルギー安全保障にも深刻な影響を与えています。
この製油所建設プロジェクトは、国家のエネルギー安全保障を強化するために重要であり、遅れや中断は長期的なエネルギー開発計画に直接影響を与えるだけでなく、何千人もの労働者とその家族の生活にも重大な影響を与えています。

CFPは総額48億2,500万ドルの価値を持ち、東部経済回廊（EEC）地域で最初の大規模な民間投資プロジェクトと位置付けられていました。

一体お金はどこに？

【シラチャ】クリーンフューエルプロジェクト、賃金未払いで２万人の労働者が解雇の危機。