話題の「ハンターウイルス」。タイのネズミも保持。排せつ物や粉じんの接触避けるよう呼びかけ。

日本でも話題となっている「ハンタウイルス」。
タイでもニュースになっています。

国際クルーズ船で発生したハンターウイルスの集団感染を受け、世界的な拡大懸念が高まる中、世界保健機関(WHO)は2026年5月4日、現時点での世界全体へのリスクは「低い」との見解を示した。
一方で、引き続き状況を監視し、情報の更新を続けるとしている。

ハンタウイルス感染症は主に2つの症候群に分類される。
欧州やアジアで多い「腎症候性出血熱(HFRS)」は腎臓に影響を及ぼし致死率は1~15%程度とされるが、一般的な人から人への感染は確認されていない。

一方、アメリカ大陸で見られる「ハンタウイルス肺症候群(HPS)」は重篤な呼吸器症状を引き起こし、致死率が高いことで知られる。
特にアンデスウイルスでは、限定的なヒト間感染の報告がある。

今回のクルーズ船で確認されたウイルス株の特定が、今後のリスク評価の鍵になるとみられており、現在も遺伝子解析などの検査が進められている。

タイ国内ではこれまで、ネズミなどを宿主とするハンタウイルスの存在が確認されているものの、現時点で感染例は報告されていない。
疾病管理局は、チュラロンコン大学などと連携し、動物を対象とした監視を継続している。

当局は、国内での流行リスクは低いとしつつ、海外からの持ち込みを最大のリスクと位置づけ、空港などでの水際対策を強化している。
また、ネズミの排せつ物や粉じんへの接触を避けるなど、基本的な衛生対策の徹底を呼びかけている。

タイ政府は、国際的な調査の進展を注視しながら、監視体制の強化を続ける方針だ。

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