イベントの後はゴミの山。一夜限りのハロウィンからプラごみが大量に!環境汚染問題に。

10月31日のハロウィンで使用された仮装衣装が、イベント終了後に大量のプラスチックごみとなり、環境汚染が問題視されている。

タイではハロウィーン用の仮装衣装が激安の50~300バーツ程度で販売されており、安価な合成繊維製の衣装を一度だけ着用し、そのまま廃棄するケースも少なくない。

米ミシガン大学のシェリー・ミラー教授は、こうした安価な衣装の多くが短期間の使用を前提に製造されていると指摘する。ポリエステルなどの合成繊維はプラスチックの一種であり、洗濯時に微細な繊維が抜け落ち、マイクロプラスチックとして河川や海に流出する可能性がある。

英国の環境保護団体「Fairyland Trust」が2019年に実施した調査では、大手小売業者19社が販売するハロウィン衣装324点を分析した結果、使用素材の83%がプラスチックだった。

また、米国環境保護庁(EPA)の統計によると、2018年に廃棄された繊維製品の大部分が埋め立て処分され、リサイクルされたものは一部にとどまった。

こうした問題への対策として、英国デボン州では2026年、22の図書館でハロウィーン衣装の交換プログラムを実施。
家庭で不要になった衣装を持ち寄り、新たに購入せずに再利用できる仕組みを広げている。

タイでも慈善団体「ミラー財団」が衣類の寄付を受け付けているほか、中古衣装の売買やレンタルサービスなどが、ごみを減らす方法として挙げられている。

タイ天然資源環境政策計画局(ONEP)も、古着やシーツを仮装衣装に活用することや、段ボールなどを使った装飾品の手作り、使い捨てプラスチックの削減を推奨している。

一晩のイベントのために購入した衣装が、長期間にわたって環境に負荷を与える可能性があり、ハロウィンを楽しみながらも、衣装の再利用や廃棄物削減を意識することが求められている。

拝金主義が、いつか自分たちの首を絞める結果となる日もそう遠くないのかもしれない。

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