タイ自動車市場がEV車主導へ大転換! モーターショーで過去最多予約。中東情勢が拍車?!

タイの調査機関SCB EICは、第47回バンコク国際モーターショーの結果について、国内自動車市場が電気自動車(EV)中心へと大きく転換したとの見方を示した。会場では過去最多となる約13万台の予約が記録され、市場構造の変化が鮮明となった。

背景には原油価格の上昇があり、ガソリン車に比べてEVの運用コストが大幅に低いことが需要拡大を後押しした。さらに、中国メーカーが全体の約65%を占めるなど、新興EVブランドの存在感が急速に高まっている。

また、消費者の購買行動も変化しており、従来のブランド重視からコストパフォーマンスや技術重視へとシフト。これにより新規参入メーカーが市場でシェアを拡大している。

一方で、予約数のすべてが実際の販売につながるわけではないという。
SCB EICは、実際の納車は約7割にとどまると予測しており、ローン審査の厳格化や新モデルの登場によるキャンセルリスクが影響すると指摘している。

さらに、EV市場の拡大が輸入車に依存している点も課題として浮上している。
国内での付加価値創出が限定的であるため、部品供給体制の強化や充電インフラの整備、国内生産の促進が今後の重要な政策課題となる。

今回のモーターショーは、単なる市場回復ではなく、タイ自動車産業がEV時代へ本格的に移行したことを示す転換点となったと分析している。

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