アジア各国のホワイトカラー人材紹介市場の動向 2024年1月~3月。経済成長に伴い求人増。

世界11ヵ国で人材紹介事業を展開する株式会社ジェイ エイ シー リクルートメント(代表取締役会長兼社長:田崎ひろみ 以下、JAC)は、JACグループ各社の拠点を展開しているアジア各国での、2024年1月~3月のホワイトカラー人材紹介の市場動向をまとめました。

【ジェイ エイ シー リクルートメント アジア各社の求人数増減一覧】

 

前期(2023年10~12月)比

前年同期比

シンガポール

108%

55%

マレーシア

118%

88%

タイ

108%

68%

インドネシア

122%

134%

ベトナム

86%

97%

韓国

76%

57%

インド

110%

96%

日本(日本企業の海外事業関連求人)

109%

92%

注)アジア各社の求人数については、アジア各社が意図的に講じた戦略(高額帯年収の求人やスペシャリスト層求人に特化するなど)により、増減する場合もあります。

そのため、アジア各社の求人数の増減は、各社の業績を直接反映するものではありません。

全体総括:JAC Recruitment 海外進出支援室 室長 チーフアナリスト 佐原 賢治

アジア各国の中途採用市場は、暦や宗教行事の影響による短期的な求人・求職の増減を除いて概ね安定的で、一部の国を除いて前期比10%前後の伸びとなりました。

モビリティ関連を中心とする成長分野では各国現地企業のほか欧米系、アジア系の外資企業との人材獲得競争で日系企業が苦戦を余儀なくされる状況にも変わりがありません。日系企業では、本社から派遣される駐在員の代替要員などマネジメント人材の需要が高まっており、競合他社に対抗するためには、魅力的な報酬、責任と権限の明確化に加え、日本本社を含めた採用の意思決定スピードも求められます。

  • <各国ヘッドライン>

    シンガポール:2025年にさらなる就労ビザ取得基準引き締め計画を発表したシンガポールの現状

     マレーシア:経済成長に伴い労働市場も順調な回復へ

        タイ:国内の内需回復に期待。駐在からの切替えポジションのニーズは継続中

    インドネシア:2023年GDP成長率5.05%、2024年も5%以上の成長を期待

      ベトナム:ベトナム経済全体に回復の兆し。今後の継続成長にも期待

        韓国:年初から堅調の自動車関連業界の採用ニーズが拡大

       インド:売り手市場による採用コストの上昇および採用期間の長期化

         日本:株価は高値更新も先行きには不透明感、海外事業要員募集は職種が多様化

プレスリリース(日本語)は以下リンクをご参照ください。

https://corp.jac-recruitment.jp/press/info/240418.pdf

【株式会社ジェイ エイ シー リクルートメント】

JAC Recruitment は1975年に英国で設立、日本では株式会社ジェイ エイ シー リクルートメントとして1988年設立。スペシャリストや管理職人材の紹介に特化し、コンサルテーション型の人材紹介会社としては、国内最大クラスの東証プライム市場上場企業です。国際ビジネス経験をもつ人材紹介が強みで、日本国内では外資系企業や日系企業の海外事業などのグローバル領域の採用を多数支援しています。

海外では英国、ドイツ、アメリカおよびアジアの世界11ヵ国、34拠点で事業を展開し、人材紹介事業の他、雇用代行サービスやコンサルティング事業も行っています。その他グループ会社として、外資系企業に特化した JAC Internationalや、コンサルティング業界に特化したエグゼクティブサーチ会社のVantagePoint、

グローバル、バイリンガル人材に特化した求人サイトを運営するCareerCrossを傘下にもつグローバル企業です。

(コーポレートサイト)https://corp.jac-recruitment.jp

(転職サイト)https://www.jac-recruitment.jp

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