【前代未聞】タイ国家警察庁長官と副官が停職処分に! 伝統的な警察の内部抗争が政治権力にも影響か?

こんなことが、これまでありましたでしょうか。
前代未聞です。

タイの国家警察署長トーサック氏とその副官スラチェート氏は3月20日、セター首相の命令により一時停職処分となった。
スラチェート氏が、違法オンラインギャンブル組織に関与しているとの告発が、警察内部での権力闘争であるとの声が広まったためでした。

2023年10月、スラチェート氏を含む警察トップの候補から最終的に任命されたのがトーサック氏でした。
その候補者を選ぶ会議の直前に、全く同じ容疑でスラチェートを告発し、結果的に彼は警察庁長官の最有力候補だったにもかかわらず、選ばれることはありませんでした。
スラチェート氏はこの告発の後、家宅捜査まで受けることとなり、その数日後にトーサック氏は同ポストに任命されてます。

そして、タクシン氏が一度の刑務所に行かずに6カ月の警察病院VIP病室生活から仮釈放された直後、再び同様の容疑でスラチェート氏は告発を受け、自宅に出頭命令書が張り付けられるという嫌がらせ行為まで受けています。

当然ですが、スラチェート氏は、2023年の当時からオンラインギャンブルウェブサイトへの関与の容疑を否定しています。

タイの国家警察庁には熾烈な内部闘争の伝統があり、あらゆるレベルでの汚職が長年にわたって続いていることは公然の事実として知られています。
今回の告発を受けて、政府機関内での権力闘争にまで噂が広まっています。

この由々しき事態を受け、セター首相は3月20日、異動命令を即時発効し、状況を調査するための特別委員会を設置していると述べ、60日後に停止命令の解除を検討すると述べています。

トーサック氏とスラチェート氏は、異動の報道が出る数時間前に首相官邸に呼び出され、その後一緒に記者会見を開き、二人の間に個人的な亀裂などないと主張し合いました。

茶番もいいとこ、ここは学校でつか?
忘れてはいけないのは、この警察組織にいた人物こそがタクシン氏であり、今でも警察に非常に大きなパイプを持っていると言われています。

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