タイ裁判所はJトラストアジアの控訴を認めず、GLはJTAに400億円の損害賠償を追求

Group Lease PCLは、JトラストアジアによるGLおよび元取締役に対する訴えが棄却され、裁判所がJTAによる控訴を認めない決定をしたことに関して、プレスリリースを発表しました。
この決定はGLがJTAに対して求めて係争中であり、タイ国内だけで400億円を超える損害賠償請求に関して、今後有利な影響を及ぼすものと見解を発表しております。
【株式会社ウェッジホールディングス】
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2022年2月23日、当社グループの持分法適用関連会社であるGroup Lease PCL(以下GL)は、プレスリリースを発表しました。
日本の上場企業であるJトラスト株式会社(東証 8508)の子会社であるJ Trust Asia Pte. LTD.(以下JTA)がGLおよびGLの元取締役に対して起こした刑事事件に関して、訴えが棄却された先の判決に関して、バンコク北地方裁判所はJTAの控訴を認めないと決定しました。

プレスリリースの内容に関して以下に日本語に翻訳してお伝えいたします。

(以下2022年2月23日のGLによるプレスリリース和訳)

プレスリリース
2023年2月23日

裁判所はJTAの控訴を認めず、JTAによるGL及び元取締役に対する詐欺の訴えは棄却のまま

Group Lease Public Company Limited(以下当社)のDeputy CEOである此下竜矢氏は、下記のとおり伝えました。「今月初め、バンコク北地方裁判所において、J Trust Asia PTE (以下JTA)が当社および当社元取締役の此下益司と田代宗雄に対して提起した詐欺に関する刑事事件に関して、判決の公判が行われました。同裁判所は、JTAの訴えには根拠がない(法的には「疎明資料がない」とされます)ことを理由として棄却されました。今回、本件において、事実関係に基づき裁判所はJTAの控訴についても棄却する判断を下したことをご報告いたします。」

GLの最高経営責任者である石神理貴は、下記のように述べています。「この判決により、(JTAが告訴し主張した)詐欺罪について、当社と当社元取締役は無罪であることが証明されました。従って、(裁判所の)事実認定として、当社がJTAを欺いていないことが最終確定されました。そして、タイの裁判所はこの事実を強く確信しており、そのためJTAに本件を控訴する機会すら与えなかったものです。GLと元取締役が何ら詐欺行為を行っていなかったと(捜査機関からも裁判所からも)認定されたことから、来年判決が下されるであろうJTAとの民事本訴訟において、JTAはGLへの投資は(詐欺であったため)無効であると主張しているわけですが、JTAの主張が裁判所によって否定されることを予見させます。また、これらの一連の決定や判決は、JTAとの間にて複数国で進行中の多くの訴訟について当社にとって有益な影響を与えると確信しています。それらの裁判には、JTAの不当な法的行為に対して当社が提起しており、現在タイの裁判所において裁判手続き中にある損害賠償請求(685,000,000THB, 9,130,000,000 THB, および644,581,997.24 THB)を含んでおり、タイでの損害賠償請求の合計金額は10,459,580,000THB(約407億円6千万円)となります。

このような時期にも当社を支持頂いている株主の皆様に改めて感謝いたします。私たちは、引き続き皆様の利益のために努力し、法的に私たちができる最良の結果を出すよう努めます。我々は、JTAと戦い続け、彼らが長年にわたって我々の株主に与えた損害の補償を求めてまいります。」

以 上

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