日産自動車の格付け「Ba2」に引き下げ。再建進むも見通しは依然ネガティブ~ムーディーズ。

国際的な格付け機関ムーディーズは6月6日、経営再建中の日産自動車株式会社の格付けを、Ba1からBa2へ引き下げたと発表しました。

見通しについては引き続き「ネガティブ」としています。

ムーディーズの格付け担当副社長であるエンジョ・ディーン氏は声明の中で次のように述べています:

「今回の格下げは、日産の信用力の悪化と、今後も続くと予想される弱さを反映したものです。
特に、自動車事業のフリーキャッシュフローとEBIT(営業利益)マージンの低迷が顕著です」

経営再建策と背景

日本で3番目に大きい自動車メーカーである日産は、先月、大規模なコスト削減計画を発表しました。

主な内容は以下の通りです。

・従業員数を約15%削減
・世界の生産工場数を17拠点から10拠点へ縮小

一時代を築いた日産ですが、今では斜陽企業となり、再建こそが課題となっています。

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