反対勢力潰しか?! タイの上院議員105名、法相と汚職委員会長官を不正行為で告発 。

3月13日、タイの上院議員105名が、司法大臣タウィー氏と特別捜査局(DSI)長官ユッタナー氏に対し、不正行為の疑いで国家汚職防止委員会(NACC)に告発状を提出しました。

告発状には、刑法第157条違反の疑いが記されており、上院議員らは「DSIには選挙で選ばれた上院議員を調査する権限がなく、この権限は選挙管理委員会(EC)のみに属する」と主張しています。

DSIの調査の背景と論点

この調査は、上院議員選挙で落選した候補者グループの要請を受けてDSIが開始したもの。
特別案件委員会が、一部の当選者による投票不正疑惑をDSIが特別案件として受理するかを審議しました。

●特別案件委員会の投票と資金洗浄疑惑

当初の報道では、特別案件として認定するために必要な3分の2の賛成を得られなかったとされていた。
しかし、タウィー法相は後に「出席メンバーの単純過半数で案件を受理した」と宣言。
また、「DSIは投票不正の調査は行わないが、当選者による資金洗浄疑惑を調査する」と述べました。

タウィー氏によると、一部の当選者が約3億バーツを動かし、同僚議員の支持を買収した可能性があるとして、DSIはその資金の流れを調査する方針を示しました。

上院議員側の主張「政治的偏向」

告発を主導したのはチャットラワット上院議員で、NACC本部でサロージ事務総長に告発状を提出しました。

チャットラワット氏は記者団に対し、タウィー法相とDSI長官が職権を乱用し、上院議員を不当に迫害する可能性があるため調査を求めると語りました。

全200名の上院議員は、正式な法手続きと選挙管理委員会(EC)の規則に基づいて正当に選出されたものであり、ECは候補者の資格審査を厳正に行い、全ての当選者は正式な選挙プロセスを経て選出されたと主張しています。

また、タウィー法相とDSI長官がこの案件を「特別案件」として受理したことにより、国民に誤解を与え、上院議員に対する不信感を煽ったと主張しています。

国家汚職防止委員会が今後どのような判断を下すのか、注目が集まっています。

上院議員を調べるなら、タイ貢献党の方も調べないと公平性が損なわれますね。
全員やるということでどうでしょうか。

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