犯罪も時代はAI化。チェンライで「ハイブリッド詐欺」グループの中国人9名を逮捕。会話はAIにお任せ!

タイ北部チェンライ県で、中国人9人が関与する高度な「ハイブリッド詐欺」グループが摘発されました。
容疑者らは、主に米国とカナダの被害者を標的にしていたと伝えられています。

AIを駆使した詐欺手口

容疑者らは容姿端麗なプロフ写真を使った偽のソーシャルメディアを作成し、AIツール(ChatGPTなど)を活用して会話を重ねながら被害者との信頼関係を築いていました。
そして、最終的に仮想通貨への投資を持ちかけ、外国のデジタルウォレットへ送金させる手口を用いていました。

2月28日、拠点を急襲し証拠を押収

警察は捜査の結果、2月28日にチェンライ市内のグループ拠点を急襲します。
そして14台のコンピューター、81台の携帯電話、各種インターネット接続機器などを押収しました。

逮捕された9人の中国人容疑者のうち、6人はラオス・チェンセーン付近の自然国境を違法に越えてタイへ入国していました。
残りの3人は合法的に入国していましたが、学生ビザで滞在しており不審な状態であったと言います
当局は、これらの学生ビザが詐欺計画の一環として、不正に取得された可能性があるとみて調査を進めています。

タイ人女性も関与か

また、現場にはタイ人女性も発見されています。
彼女は容疑者の妻とされ、事件に関与していた可能性があると伝えられています。

当局は、逮捕された者の大半が違法入国またはビザ失効後も滞在していたことを確認しました。
現在、容疑者らは違法入国および外国人労働者管理令違反で起訴されており、詐欺犯罪の全容解明に向けた捜査が進められています。

ミャンマーの詐欺集団が、タイに移動し小口での地下活動を始めていくかもしれませんね。

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