タイは「安全二の次」乗り合いバスで立ち乗り禁止の法律が施行に。しかしドライバーらは大反対。その理由とは…。

本誌ではこれまでも「タイは安全二の次」の国であることを注意喚起して参りました。
それはこんなところにも表れています。

2月17日に発表された王立官報には、ソンテウ(大きなトラックの荷台を改造したオープンタイプの乗り合いバス) では、乗客は座ることが義務付けられています。
何十年もの間、特にラッシュアワーには、多くの乗客が不安定な状態でぶら下がったままで走行している風景を目にしていました。

今、タイでは安全意識が高まっています。
しかし、それは運営者を喜ばせるものではありませんでした。

彼らは、燃料代として1日800~1000バーツを支払わなければならず、できるだけ多くの乗客が必要であると主張しています。

彼らはまた、立っている乗客を止めようとすることは事実上不可能だと思い込んでいます。

また地元メディアの報じる内容では、言葉は濁されていますが、路上での警察への「資金抽出」の関与の問題もあると指摘しています。

王立官報が発行されたにもかかわらず。ソンテウ運営者らは運輸当局に陳情し、人々が立って乗るのを許可するよう申し入れているとのことです。

「古き良き」という言葉もありますが、古きにいつまでも縛られていれば、3流の国という汚名からはいつまでも脱却できないでしょう。
ITやSNSがこれだけ発達しているにもかかわらず、他は古代のままというのは、あまりにも国としてバランスが悪いと言わざるを得ません。

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