現代の最新鋭艦も自然の猛威には…。海軍護衛艦「スコータイ」がタイランド湾で沈没。

タイ王国海軍のスポークスマンによりますと、ラタナコーシン級コルベット艦であるHTMSスコータイは、12月18日日曜日の夜にタイランド湾で悪天候より沈没しました。

船はプラチュアップ・キリカーンのバンサパン沖20海里 (32キロメートル) で沈没したと同スポークスマンは発表しています。

地元メディアの報道によると、沈没後に行方不明になっている31人の乗組員の救助任務が19日月曜日に開始されました。

軍艦はパトロール中に強風と波にさらされ、排水管から海水が流れ込み、電気系統が浸水しました。
これにより、エンジンとポンプが停止してしまいました。

その後、船体が浸水したため、乗組員は制御を失い、船を元に戻すことができませんでした。
船は、23時30分に海の底に沈みました。
ラタナコーシン級の船は、15人の将校と72人の下士官の乗組員が乗っていました。

王立海軍は3隻の船と2機のヘリコプターで捜索救助任務を開始し、乗組員の救助にあたりました。
HTMSスコータイは、海軍に配備されている7隻のコルベット艦のうちの1隻です。

報道によりますと、スコータイは1987年2月19日に就航し、長さは76.82メートル、幅は9.55メートル、喫水は2.44メートルです。
MTU 20V1163 TB83 ディーゼル エンジン2基により、最高速度26ノット(時速48km)、航続距離3,000海里(5,600 km)となっています。

スコータイは、海戦、対潜、防空任務を主とし、76/62mm機関砲、40L70mm二連機関銃、エリコン20mm機関砲2基、ハープーン (ミサイル) ランチャー8基、地対空アルバトロスミサイルランチャー8基、魚雷発射管6基を装備していました。

そんなすごい艦船でも、自然の猛威には敵わないと言うことでしょうか。

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