- Home
- タイローカルニュース
- 現代の最新鋭艦も自然の猛威には…。海軍護衛艦「スコータイ」がタイランド湾で沈没。
現代の最新鋭艦も自然の猛威には…。海軍護衛艦「スコータイ」がタイランド湾で沈没。
- 2022/12/19
- タイローカルニュース
タイ王国海軍のスポークスマンによりますと、ラタナコーシン級コルベット艦であるHTMSスコータイは、12月18日日曜日の夜にタイランド湾で悪天候より沈没しました。
船はプラチュアップ・キリカーンのバンサパン沖20海里 (32キロメートル) で沈没したと同スポークスマンは発表しています。
地元メディアの報道によると、沈没後に行方不明になっている31人の乗組員の救助任務が19日月曜日に開始されました。
軍艦はパトロール中に強風と波にさらされ、排水管から海水が流れ込み、電気系統が浸水しました。
これにより、エンジンとポンプが停止してしまいました。
その後、船体が浸水したため、乗組員は制御を失い、船を元に戻すことができませんでした。
船は、23時30分に海の底に沈みました。
ラタナコーシン級の船は、15人の将校と72人の下士官の乗組員が乗っていました。
王立海軍は3隻の船と2機のヘリコプターで捜索救助任務を開始し、乗組員の救助にあたりました。
HTMSスコータイは、海軍に配備されている7隻のコルベット艦のうちの1隻です。
報道によりますと、スコータイは1987年2月19日に就航し、長さは76.82メートル、幅は9.55メートル、喫水は2.44メートルです。
MTU 20V1163 TB83 ディーゼル エンジン2基により、最高速度26ノット(時速48km)、航続距離3,000海里(5,600 km)となっています。
スコータイは、海戦、対潜、防空任務を主とし、76/62mm機関砲、40L70mm二連機関銃、エリコン20mm機関砲2基、ハープーン (ミサイル) ランチャー8基、地対空アルバトロスミサイルランチャー8基、魚雷発射管6基を装備していました。
そんなすごい艦船でも、自然の猛威には敵わないと言うことでしょうか。