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- タイでインフルエンザ急増中、2025年上半期37万人感染・51人死亡。タイ東北部で感染顕著。
タイでインフルエンザ急増中、2025年上半期37万人感染・51人死亡。タイ東北部で感染顕著。
- 2025/7/1
- 疾病(Covid-19等)

2025年1月から6月中旬までに、タイ国内で報告されたインフルエンザの感染者数は約37万4,000人に達し、全国で51人が死亡したと報告されています。
最も多く感染した年齢層は5〜9歳の子どもたちで、次いで0〜4歳、10〜14歳の順となっています。
特に被害が集中しているのがタイ東北部の4県(ナコンラチャシーマー県、チャイヤプーム県、スリン県、ブリーラム県)で、これらの地域では合計約4万人の感染者と14人の死者が確認されています。
なかでもナコンラチャシーマー県では19,842人の感染と13人の死亡が報告されています。
感染者数は6月第2週にやや減少傾向を見せているものの、依然として過去5年間の中央値を上回る水準が続いています。
タイ公衆衛生省 疾病管理局は国民に対し、「こまめな手洗い」「混雑した場所を避ける」「マスクの着用」などの予防策を講じるよう呼びかけています。
また、高齢者、幼児、妊婦、基礎疾患を持つ人などのハイリスクグループには、毎年のインフルエンザワクチン接種を推奨しています。