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タイ・カンボジア国境緊張さらに。プムタム副首相がカンボジア情勢に関して緊急声明を発表!
- 2025/6/7
- タイローカルニュース

6月7日、タイ副首相兼国防大臣プムタム氏が、以下のような公式声明を発表しました。
声明によりますと、6月5日にカンボジアの副首相兼国防相と国境情勢について会談を行ったが、その後、カンボジア側が軍の撤退を拒否し、逆に兵力を増強して緊張を高めている状況に対して、次のようにコメントしました。
プムタム副首相の4つの声明
①タイは一切の主権侵害を容認しない。
理由の如何を問わず、タイの主権を守るため全力で対応する。
②軍の任務遂行を全面的に支持し、全兵士を激励する。
すべての対応において、国民の生命、安全、平穏、そして献身的に任務に就く兵士の安全を最優先とする。
③国際司法裁判所(ICJ)の管轄権を認めない立場を維持。
1960年以降、タイはICJの管轄を受け入れておらず、2000年の覚書(MOU 2543)に基づく二国間協議の枠組みで問題解決を進めることを主張。JBC(合同国境委員会)を和平解決の場としたい意向を再確認。
④2024年の配備状況に戻すよう両国に求める。
国境地域での兵力配備を、以前の状態に戻すことで緊張緩和と対立の回避を図るべきだと強調。
同氏は「タイの主権を侵害するいかなる行為も断じて認めない。政府と軍は国家の主権を守り抜く覚悟がある。」と述べています。
カンボジアの事実上の支配者フンセンとタクシンは、海外逃亡中の際も元気に表敬訪問するくらいマブダチ関係であるにもかかわらず、問題が解決しないのはなぜなのでしょうか。
逆に問題を大きくしてから、タクシンがフンセンを電撃訪問して問題解決しヒーローにさせる…、そんなシナリオが用意されているということは絶対にないでしょうけどね!