タイサッカー協会会長マダム・ぺーン、前組織が残した負の財産(借金)に涙の訴え。
- 2025/3/12
- 芸能・スポーツ全般

タイサッカー協会の会長であるマダム・ぺーン(ヌアンパン・ラムサム)氏は、前会長および前組織によって引き起こされた協会の財政問題について語る中で、悔し涙を流した。
これは、3月11日にタイサッカー協会本部で行われた就任1年目の総括記者会見の際の出来事である。
マダム・パン氏によると、就任後に協会の資産と負債の監査チームを設置した結果、協会の資金は約2,700万バーツしかなく、一方で負債は約1億3,200万バーツにのぼることが判明した。
さらに、前組織がFIFAと500万ドルの融資契約を結んでおり、年間支援金からの控除によって返済しなければならない状況にある。
具体的には、2023年から2032年までの10年間、年間125万ドルの支援金から50万ドルが差し引かれる形となる。
さらに、タイの裁判所が協会に対し、Siam Sport Syndicate PCLへの賠償金3億6,000万バーツ(約1,060万ドル)の支払いを命じた。
また、これに加えて発生する利息が2億バーツ(約590万ドル)に達する見込みである。
この件について、マダム・ぺーン氏は特別執行委員会の会議で前組織を相手取った損害賠償請求訴訟を提起する方針を示した。
タイサッカー代表チームは、日本人の石井代表監督や、U-23に西ヶ谷監督、タイ女子サッカーに池田監督を起用するなど、ようやく陣容が整って来た感があるところでした。
これもマダム・ぺーン会長が、日本人監督を認めてくれたことによる功績が大きいと言えます。
金や予算の問題に関しては、タイの場合、非常に真っ黒な部分がありますが、なんとかタイサッカーの将来のため頑張って欲しいものです。