バンプリー地区の冷凍倉庫で火災発生。アンモニアガス流出の報道も、企業側は否定。

3月6日夜、タイ・サムットプラカーン県バンプリー地区の冷凍食品倉庫で発生した火災は、発生から8時間以上が経過した時点でも、依然として完全に鎮火していませんでした。

消火活動には、30台以上の消防車と約200人の消防隊員が動員され、必死の消火作業が続けられていました。
この倉庫は、加工済みの冷凍シーフードを保管する施設であり、広範囲にわたる火災被害が懸念されています。

ドローンによる調査でも高温エリアを確認

国家災害対策協会のドローンによる熱探知調査によると、倉庫内には依然として高温エリアと火の手が確認されており、完全鎮火にはまだ時間を要するとみられています。

消防隊は、高圧放水による冷却と、周辺への煙の拡散防止のためのミスト散布を続けているが、倉庫の構造上、内部への直接放水が困難な状況となっています。

火災発生現場の倉庫の構造と問題点

企業側の説明によります」と、火災が発生した倉庫は高さ10メートル超の単層構造で、二重壁の冷凍保管施設となっています。

この構造により、崩落した棚や商品が消火活動の障害となっています。

「アンモニアガスは使用していない」と否定

火災発生現場でのアンモニアガス漏洩の懸念について、当該企業の経営陣(ノック氏)が公式に否定しています。

「当倉庫ではアンモニア(NH3)は使用しておらず、代わりにC2ガスを使用しています。これは呼吸器系に影響を与えるものではありません。」と説明しました。

また、火災による煙の影響を受けた住民は、会社または行政機関に申し出れば補償を検討するとし、周辺住民への謝罪を表明しています。
なお、被害額は現時点では算定できないが、保険には加入済みと伝えられています。

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