タイでトラの毛皮300点以上を違法取引。米当局と合同捜査、SNSで販売の男女3人逮捕

タイ中央捜査局(CIB)は10月8日、トラの毛皮など保護野生動物の部位をインターネット上で違法販売していた疑いで、男女3人を逮捕した。
今回の摘発は米国魚類野生生物局(USFWS)との合同捜査によるもので、今年5月にトラの毛皮300点以上が押収された事件の捜査を拡大したものだった。

逮捕されたのは、キッティポン容疑者(31)、チャラッティカン容疑者(31)、アピワット容疑者(27)の3人。
警察はバンコク都内のカンナヤーオ地区とタラーン地区にある住宅で、それぞれ身柄を確保した。

事件は5月25日、警察がクンカンヤーという女性を逮捕し、トラの毛皮300点以上を押収したことに端を発している。
押収品にはトラの顔の部分が残された毛皮も複数含まれていたという。

その後の捜査で、毛皮などがFacebookページを通じて販売されていたことが判明。
警察は今回逮捕された3人がページを共同運営し、バンコクで商品を梱包し東北部ナコンパノム県へ発送していたとみている。

警察によると、3人はいずれも取り調べに対して容疑を認めており、保護野生動物の死骸を無許可で共同売買・所持した疑いで、法的手続きが進められている。

タイでは、トラなどの保護野生動物やその身体の一部を許可なく売買・所持することは法律で禁止されている。
しかし実際は、毛皮や骨、歯などが現在もSNSや国境を越えた配送ルートを通じて違法取引(主に中国)されているという。

タイ警察は9月にも米国当局と協力し、サイチョウやテナガザルの国外密売に関与した疑いでカンボジア人とタイ人の男を逮捕しており、国際的な野生動物密売への取り締まりを強化している。

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