サンシリと三井不動産、280億バーツ規模の共同投資。高級住宅市場に照準。

タイ大手不動産デベロッパーのサンシリと、三井不動産は、2025~2026年に総額280億バーツ規模の共同投資を進める計画を発表した。
家計債務の増加や高金利の影響でタイの住宅市場が低迷する中、高級住宅分野への投資を強化する。

両社は2026年最初の共同プロジェクトとして、バンコク北部チャトゥチョート地区で高級戸建て住宅プロジェクト「セタシリ・グレート・ウォンウェーン-チャトゥチョート」(Setthasiri Wongwaen-Chatuchot)を開始。
総事業費は、30億バーツに上る。

販売価格は1,899万~3,000万バーツで、広大な公園や人工湖を備えた富裕層向け住宅地として開発される。
サンシリによると、第1期販売分はプレセール開始からわずか2日で完売し、高級住宅市場の根強い需要を示したという。

チャトゥチョート周辺では交通インフラ整備が進み、土地価格も年間8~12%のペースで上昇していることから、資産価値の高いエリアとして注目されている。

両社は今回の提携拡大を通じて、高級住宅市場での事業基盤を強化するとともに、タイ不動産市場における競争力向上を目指す。
三井不動産にとっても、タイを含む東南アジア市場への長期的な成長期待を示す投資と位置付けている。

不動産市場全体が逆風にさらされる中、富裕層向け住宅が今後の成長分野として存在感を高めている。

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