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旧タイランドエリートビザが発端に! 中国人ビザ保有者の不審送金から国際詐欺組織を摘発。
- 2026/10/14
- 事件(タイローカル)

タイ警察は10月13日、国際的なオンライン詐欺およびマネーロンダリングに関与した疑いで、タイ人や中国人など計39人を逮捕し、総額5億バーツを超える資産を押収したと発表した。
今回の摘発では、バンコク、チェンマイ、チョンブリーなど全国11都県の計27カ所を一斉に捜索した。
逮捕されたのは、タイ人30人、中国人8人、ミャンマー人1人。
大衆詐欺、なりすまし、コンピューターシステムへの虚偽情報の入力、マネーロンダリングなどの容疑が持たれている。
警察は、高級不動産8物件(総額3億3,000万バーツ以上)をはじめ、高級車10台、現金、暗号資産のUSDT、高級腕時計、ブランドバッグなどを押収。
バンコクのラマ9世通り周辺やクルンテープクリタ地区にある高級住宅・コンドミニアムなども捜査対象となった。

捜査の発端は、外国人向け長期滞在制度「タイランドプリビレッジ(Thailand Privilege)」(旧タイランドエリート)のビザ保有者に関する資金調査だった。
警察がオンライン詐欺の被害届とビザ保有者の情報を照合したところ、中国人名義の銀行口座に不審な送金が行われていることが判明した。
捜査によると、詐欺グループはFacebookで「株式投資で高い利益が得られる」と宣伝し、被害者をLINEグループへ誘導。
投資の専門家を装った人物が指導するなどして信用させ、偽の投資アプリ「ETO TH」をダウンロードさせていた。
被害者は指定された法人名義の銀行口座に投資資金を送金していたが、利益を引き出そうとすると追加の手数料を要求され、支払っても出金できなかったという。
警察は、詐欺グループが管理する13の法人口座を調査し、関連する被害事件74件、被害総額1億7,300万バーツ以上を確認した。
さらに、詐欺で得た資金は複数の銀行口座や非公式な送金ネットワークを経由し、一部は暗号資産のUSDTに交換されていた。
資金の流れを分かりにくくした後、再びタイバーツに換金し、詐欺組織の運営費や高級不動産の購入などに利用していた疑いがある。
逮捕された中国人容疑者の1人は、2022年以降、カンボジアのポイペトにある詐欺拠点の幹部らのために、少なくとも30億バーツの資金洗浄を行ったことを認めたという。

一方、警察は押収対象となった高級不動産の実際の所有者らと容疑者との直接的な資金関係について、引き続き調査を進めている。
今回の事件を受け、ACSCは「タイランドプリビレッジ」ビザの審査体制を強化し、すでにビザを取得した外国人についても追加調査を実施する方針を示した。






































